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11月にブルーレイプレイヤを更新したが、まだ直せると思っていたので、年末年始に修理した話。
Audio Visualのまとめはこちら。
東芝製のDBP-S450は、2014年発売の4Kには非対応のブルーレイプレイヤだ。
仕様の詳細は下記参照。
せっかくなので背面もアップしておこう。
トレイが出てこない。
リモコンも本体のボタンも何度押しても出てこない。
諦めずに押し続けているとやっとトレイが出てくる。
はあ。妻が何度も不満を言っていた。このため、新しいプレイヤを購入。
年末年始の休みになり、やっと時間ができた。早速久々の修理だ。
まず外側の箱を開けてみる。
よくあるように、上面と側面をネジで固定するタイプで、ネジ4本を外せば、簡単に外せる。
中はこうなっている。大きな部品はブルーレイディスクを載せるトレイだ。
上に設置されていた部品を取り除いた。この状態で電源を入れてトレイの動作を確認する。
ボタンを押す。機械音がして、しかしトレイは開かない。何度がやると開いた。ははーん。これはあれと同じだな。
今や絶滅したと思われるビデオデッキ。かつては家庭でテレビ放送を録画する唯一の機器だった。
磁性体を塗ったテープに音声と動画情報(もちろん、アナログ)を記録し、再生する。大きなビデオテープを差し込んで、いくらでも録画ができた。
ただしテープ1本に記録できるのはだいたい2時間。もっと録画したい時は長時間モードで画質を落とせば6時間まで録画できた。いわゆる3倍モードだ。
そしてビデオデッキはずっと使っているとある日ビデオテープを戻してくれない故障があった。テープ本体は戻るが薄いテープがビデオデッキに残って無残なことになるケースもよくあった。
原因はビデオテープをデッキに入れた後、テープを引き出してヘッドなどに巻き付ける処理を行うのだが、これが経年劣化で失敗するようになるのだ。
当時も分解したりしていたが、結局は中の歯車を回してビデオテープを出したり巻き付けたりする駆動がうまくいかなくなっていたことが原因だった。
その駆動はほとんどが輪ゴムでモータの動きを歯車に伝えているものだった。
輪ゴムでわかると思うが、数年たった輪ゴムは固くなり切れやすくなる。弾力性がなくなるのだ。
使い始めはいいのだが、次第に固くなり、空回りするようになる。こうなってビデオデッキからテープが出なくなった。
今回のブルーレイプレイヤもその構成からそれではないかと思った次第だ。
手持ちに製品で使うような輪ゴムはないが、口径の短い輪ゴムならあるのでこれに交換する。
もともとあった黒い輪ゴムは固くなっており、予想通りだった。つまり、弾力性がなく空回りの原因になっていた。
これを新しい輪ゴムに変えたら、問題なく、トレイは開閉するようになった。あっけない。
一部始終を動画にしました。(2023/11/6更新)
2024/1/10更新
1年経っても元気に動いている。単に輪ゴムの交換だけで復活できたので、同様の悩みがある方は一度試してみて。
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