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WiFi6メッシュデビュー tp-link DecoX20レビュー(1) 外観

 

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WiFi6メッシュデビュー tp-link DecoX20レビュー(1)  外観

色々迷っていたがそろそろ切羽詰まってきたので思い切って購入したWiFi6、メッシュ対応のDecoX20について、設置方法、使い心地のレビュー。
無線LANについてのまとめはこちら。

  

この記事のポイント

  • 無線LAN環境の改善のため、WiFi6、メッシュ対応のアクセスポイントを導入する
  • 機器の選定をする。メッシュに関しては業界規格にこだわっても仕方ないと判明
  • 結局現行のものと同じtp-linkにした

 

WiFi6、メッシュ機能に対する要件の再確認

必要な技術は下記のもので、すべてカバーしている製品が理想だ。

  • WiFi6
  • 2.5Gbps有線LAN
  • メッシュ技術
  • WPA3

昨年末に、次のネットワーク環境をどうするか書いた。

ここでは、有線LANは2.5GbEのハブを買う、無線はWiFi6を検討していた。
どのみち、まだフレッツ光は200Mbpsの契約のままなので、家の中を高速にして恩恵があるのはストレージへの書き込みぐらい。
あとは、WiFi6で使える台数が増えるはずなので個々の端末の速度低下を避けられるかなと思っている。

また、家族から1Fから2Fに移動するとネットが遅くなると苦情を受けている。1Fと2Fにそれぞれ無線LANアクセスポイントを同じSSIDで作っているが、自動でハンドオーバできない。
移動しても前にいた階のアクセスポイントの電波を受け続けるので、弱くなる。SSIDを別にしても切り替えは手動になるので意味がない。
これについては解がないので放置していたが、解決するソリューションがでてきた。メッシュだ。
メッシュについては下記で書いている。

EasyMeshという業界規格が出ていて、バッファローが採用したというニュースを書いた。NECも対応しているようだ。

調べていくと、詳細な設定をするなどやろうとすると同じベンダの機器をそろえるほうが良いという話しをよく見る。
業界標準規格って、だいたいそういうものだからなぁ。完全な互換性が保証されているとは限らない。
このため、EasyMeshはあきらめて、ベンダ独自規格でいいので探すことにした。

というのも、子供は夏休みが始まっている。今年から文科省のGIGAスクールの施策で、1人1台のChromebookを貸与されている。これを使って宿題をするそうだ。
宿題自体はWEB会議をするわけでもないので現行の無線LAN環境でもいいのだが、夏休み明けにそのまま緊急事態宣言継続、学校はリモート授業、となったときに途端に困りそうだ。
無線LAN環境は早めに多端末対応、メッシュ対応のものに置き換える必要ができた。

ベンダ、機種選定

さてどこにしようか。
先のEasyMeshの記事に書いたが、ベンダは数社に絞り込みができそうだ。表を再掲する。

ベンダ名 製品シリーズ名 メッシュ規格名 商品リンク
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バッファロー WTR-M2133HS EasyMesh
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IOデータ WN-DX1300GRN他 不明
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不明と書いたものも、そのベンダ独自の規格と考えていいだろう。
とすると、ネットワーク機器で以前から評判が良いと考えるところから絞り込むほうがよさそうだ。
その結果、ひとまずはNetGear,TP-Link,ASUS,NECを残す。
この4社の製品で先の4技術の提供状況を調べる。なお、4条件に対しさらに2つ追加して、6条件とする。(条件についての詳細は後述)

ベンダ名 製品シリーズ名 1 WiFi6対応での5GHz/2.4GHz帯の速度 2 2.5GbE有線LAN 3 メッシュ技術 4 WPA3 5 イーサネットバックホール対応 6 接続台数 その他
NETGEAR Orbi AX6000 2.4Gbps/1.2Gbps ×(WAN側は対応) AXメッシュ × 不明 Alexa対応
tp-link Deco X60 2.4Gbps/0.6Gbps × TP-Linkメッシュ 不明 Alexa対応
ASUS RT-AX86U 4.8Gbps/0.8Gbps 〇(LANと切替) AiMesh 不明 70 Alexa対応
NEC WX3600HP 1.2Gbps/0.6Gbps ×(WAN側は対応) 独自 不明

比較表を見ながら考察する。

1 WiFi6速度

これについては現時点では1Gbpsを超えていればいい程度だ。なぜかというと、自宅にはWiFi6対応の端末が1台もなかった
え、と思ったが、OPPO RenoAもシャオミRedmi Note 10 ProもWiFi5対応だった。あらら。
このため、WiFi6としては最低限のものでいい。

なお、WiFi6がWiFi5より優れている点の説明は、下記リンクの 複数台と同時接続しても安定した通信 と書いてあるところに詳細な説明があるので、ご参考まで。

2 2.5GbELANポート

ここはこだわりを持っていきたい。無線LANアクセスポイントと有線LANをつなぎ、ストレージへのアクセスを高速化したい。このためにはWAN側ではなく、LAN側に2.5GbEポートを欲しい。

3 メッシュ技術

上記のように階を移動した場合のつながり問題を解決するためには必須。このため、各社独自規格のものでもいいが、ベンダロックインになるので将来を見据えて選定したい。

4 WPA3対応

次世代のセキュリティ規格であり、これなしでは今更採用できない。

5 イーサネットバックホール対応

これが重要。この機能を持っていないメッシュ対応機は無線LANの帯域を使って親子機間の通信を行う。不安定な無線通信で中継させる方法は、結局無線LAN中継器を使うのと同じなのでいただけない。
幸い、わが家は各部屋に有線LANを配備しているので、どこに親子機をおいても有線LANで接続できる。
安定した有線LANを使わない手はない。
ただ、調べるといろいろ癖があるとわかった。有線LANでつなげない家庭では無線でやるしかないが、有線があっても制限のためにできないケースもあるのかもしれない。

6 接続台数

2台の親子機で50台もつなげればいいだろう。

各機と要件との比較

まずWPA3未対応でNetGearは落ちる。次に2.5GbE対応でtp-linkとNECが落ちる。
そして有線LANでのイーサネットバックホールを確認できなかったASUSも落ちる。
あれ?全滅だ。まだ時期尚早か。

となると、方針を変更するしかない。メッシュ対応は待ったなしだから。
上記要件から後送りできるものは後送りにして、今回は2台だけ購入して更新する。時期が来たら1台ずつ上位、後継機種に更新して要件を満たす方針で行こう。

要件の再判定

どうにも2.5GbE対応は少ないので、必須条件から外す。すると残ったのはtp-linkとNECだ。
更に今回はつなぎ購入と割り切るので、もう少し安い下位機種でもいい。そんな時にちょうど、tp-linkのDeco X20が安く売っている姿が目に入り、なぜか積みあがっていた楽天ポイントを握りしめて、即購入したのだった。

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tp-linkは今使っている無線LANアクセスポイントのArcher C7やハブなどで買っており、信頼している。

外観

届いた箱はアクセスポイントが2台入っているとはいえ、予想外に大きかった。

Deco X20箱

Deco X20箱

Deco X20箱

Deco X20箱

箱の横にも何やら書いてある。

Deco X20箱

Deco X20箱

Deco X20箱

Deco X20箱

箱を開けると、そこには2台のアクセスポイントと手前に附属品が入っていそうな箱。

Deco X20箱

Deco X20箱

手前の箱には設定の仕方と、LEDの色の定義が書かれている。

Deco X20設定方法

Deco X20設定方法

Deco X20設定方法

Deco X20設定方法

LEDの色はこういう定義だそうだ。異常時しか見ないと思うが。

Deco X20 LED定義

Deco X20 LED定義

取り出してみる。附属品は本体2台、LANケーブル、電源アダプタ×2、小さな説明書。

Deco X20一式

Deco X20一式

本体だけ並べた。直径11cmの円柱で、高さも11㎝ちょっと。安定感のある外観だ。重さは意外と重いが、重りでも入れているのだろうか。

Deco X20

Deco X20

次回は設置と設定。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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