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Windows11をインストールして調査した(3) ISOファイルからのインストールをやってみた

 

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Windows11をインストールして調査した(3) ISOファイルからのインストールをやってみた

Windows11がインサイダプログラム向けにISOファイルを提供したと聞いて、
設定の記事の途中だがISOからインストールしてみた。
Windows10についてのまとめはこちら。

この記事のポイント

  • Hyper-Vで仮想マシンを作ってインストール
  • 手順はWindows10とかわらない。インストール完了後の画面はかなり変わった
  • あれ、CPUコア数の制限がなくなったか?

 

アップデートから更新する場合は

この記事はISOファイルからPCにインストールする方法を書いている。
Windows10から更新する場合は下記を参照。

準備

マイクロソフトのブログでISOファイルが公表された。

マイクロソフトブログ

マイクロソフトブログ 出典:マイクロソフトWEBページ

下記を用意する。

  1. Windows 10 Pro以上のエディションのホストOSをインストールしたPCを用意する。
    Windows 10 HomeはHyper-Vを使えないので注意。
    Hyper-V以外、たとえばVMPlayerなどは各自で調べて。
  2. Windows10 インサイダプログラムに参加する
    今回は詳細を書かないが、設定のWindows Updateのページで探せばよい
  3. Hyper-Vを使えるように設定する
    コントロールパネルの プログラムと機能 から Windowsの機能の有効化または無効化 を選択して、Hyper-V と書かれている項目のチェックボックスをいれる。
  4. Hyper-V上の仮想スイッチを作っておく
    自分は Jisaku7SW という名称で外部ネットワークと接続できる仮想スイッチを作ってある。
    外部ネットワークとつながらないと更新プログラムをダウンロードできないことに注意。
    うまく設定するとダウンロードはできるけどインターネットに送信できない、って設定もできると思うが、面倒なのでそこまでは追求していない。
    なお、仮想スイッチがないと仮想マシンの作成ができないので先に作っておく。
  5. ISOファイルをダウンロードしておく
    インサイダプログラムに参加している前提で、下記にアクセスしてダウンロードしておく。

仮想マシンの作成

毎度おなじことだが、今回は丁寧めにスクリーンショットを撮っておく。
まず、仮想マシンを作成する。
Hyper-V マネージャを起動して、仮想マシンを新規作成する。

仮想マシン作成

仮想マシン作成

ダイアログが表示され、必要事項を記入して次へ ボタンを押していく。
まずは名前と格納場所。格納場所は自分の場合はVM専用にSSDを用意している。Fドライブだ。このため、仮想マシンを別の場所に格納する をチェックしてFドライブの置き場所を指定する。

仮想マシン作成

仮想マシン作成

続いて仮想マシンの世代を指定する。第1世代はLinux用、第2世代はWindows用と考えてよい。今後は変わるかもしれないが、Windows11は第1世代では作れない(はず)。

仮想マシン作成

仮想マシン作成

次はメモリを割り当てる量を指定する。PCに何GB搭載しているかによるが、普通に使うのに8GB程度は必要であるし、
仮想マシンのWindows11は4GB以上ないと起動しなかった。
PC搭載メモリが16GB未満の場合はまずRAMを増設したほうが良いだろう。

仮想マシン作成

仮想マシン作成

続いてネットワーク構成。準備にあったJisaku7SWを指定する。

仮想マシン作成

仮想マシン作成

次はストレージ。仮想ハードディスクと呼ばれる、ファイルが作られる。
ここで変更が必要なのはサイズくらいだ。127GBはデフォルト値であるがこれより小さくなると
Windows11の動作がどうなるか分からないので小さくしないほうが良いだろう。

なお、ほかの仮想マシンでインストールした仮想ハードディスクをコピーして、起動時にSIDが変更されることで利用できるようになる。
(ライセンスは変更が必要になることに注意。もっともインサイダプログラムなのでライセンスは入れていないが)
こういう場合は 既存の仮想ハードディスクを使用する をクリックしてそのファイルを指定する。

仮想マシン作成

仮想マシン作成

次はインストールするOSのISOファイルを指定する。
ISOファイルというのは、ちょっと前まではそのファイルをDVDなどに書きこんで、起動できるようにしていたもので、インストールされるプログラム本体と起動用のプログラムが同梱されているファイルだ。

ちょっと前からサーバの世界ではDVDドライブを仮想的に使えるようにして、ISOファイルをあたかもDVDにあるかのように扱えるようにしている。
これによりサーバの前に行ってDVDをドライブに入れる必要がなく、離れたところで仮想DVDをつかってOSのインストールができる。自分も仕事で何度も使った技術だ。

これと同様にHyper-VでもISOファイルを仮想的にマウントして、ISOファイルを読み込んでOSをインストールする。
ISOファイルの格納場所とファイル名を指定する。

仮想マシン作成

仮想マシン作成

以上の設定を確認し、問題なければ右下の 完了ボタン を押す。
これで仮想マシンの  ができる。
枠といっているのは、まだOSが入っていないからだ。

仮想マシン作成

仮想マシン作成

OSインストール(1)

前回はWindows10から11に更新していたので、今回がISOからWindows11をインストールする初めての作業だ。

Hyper-Vマネージャから作成した仮想マシンに接続して起動する。
すると真っ暗な画面が表示される。タイミングよくキーを押すことで進む。

仮想マシン起動

仮想マシン起動

暫くするとWindows10と同様の表示がされる。暫くは同じなので説明は省略する。

Windows11インストール

Windows11インストール

Windows11インストール

Windows11インストール

Windows11インストール

Windows11インストール

Windows11インストール

Windows11インストール

Windows11インストール

Windows11インストール

Windows11インストール

Windows11インストール

Windows11インストール

Windows11インストール

Windows11インストール

Windows11インストール

再起動する。

OSインストール(2)

ここからはWindows10とずいぶん変わっている。再起動後、言語やマイクロソフトアカウントの設定をしていくが、画面が白基調になってシンプルだと思う。
まずは言語設定。

OSインストール・設定

OSインストール・設定

続いてキーボード。見た目が違うだけでやっていることはWindows10と同じ。

OSインストール・設定

OSインストール・設定

OSインストール・設定

OSインストール・設定

アップデートを確認している。しばし待つ。

OSインストール・設定

OSインストール・設定

PCの名前を設定する。空白は使えない。

OSインストール・設定

OSインストール・設定

個人用か職場、学校用かを選択する。もちろん個人用。

OSインストール・設定

OSインストール・設定

マイクロソフトアカウントを入力する。アカウントがないとインサイダプレビューを入手できないはず、念のため。

OSインストール・設定

OSインストール・設定

OSインストール・設定

OSインストール・設定

次はPINを作成する。マイクロソフトアカウントのパスワードが長いのでスマホのように簡単にログインしたい、という要望に応えるためなのかな。指紋認証にも対応しているが今回はデバイスがないのでPINだけ。

OSインストール・設定

OSインストール・設定

OSインストール・設定

OSインストール・設定

これはWindows10にはなかった。クラウドにあるPCのデータからアプリをインストールできるようだ。
Win32アプリケーションもマイクロソフトストアからインストールできるようになるという事で、
それも絡めてAndroidのように容易にPCを移行できるようにする仕組みなのだろう。今回は使わない。

OSインストール・設定

OSインストール・設定

プライバシの設定。Windows10と同じ。

OSインストール・設定

OSインストール・設定

パーソナライズされたヒントの表示をしてくれるそうだ。広告も同様だろう。Windows10はなかったと思う。

OSインストール・設定

OSインストール・設定

続いてOneDriveでのバックアップ設定。Windows10にはなかったと思う。
こうなってくるとOneDriveの容量がたくさんないと困るようになるので、有料プランへの誘導なのかな。

OSインストール・設定

OSインストール・設定

設定は終わった。更新ファイルを適用していく。必要なら再起動する。
適用中は画面が変わってWindows11の説明をしてくれる。

OSインストール・設定

OSインストール・設定

そして、ログイン画面が表示される。

OSインストール・設定

OSインストール・設定

ログインしてみる

デスクトップ画面は前回のアップデートで行った場合と大差ない。違うのは引き継ぐものがないのでまっさらな状態という事だ。

デスクトップ

デスクトップ

ちなみに、今回のビルドバージョンはこの通り、22000.160だ、

Windows11ビルドバージョン

Windows11ビルドバージョン

まとめ

Windows10同様に、らくちんでインストールできた。

一点気になることがある。Windows10からの更新時はCPUコア数が2つないとできなかったが、今回のISOからのインストールでは実は触っていない。デフォルト値は1だ。
Windows11の要件が変わったのかな?

なお、マイクロソフトからメールでも来ていたが、今後Windows11のインサイダプレビューはベータチャンネルでやってほしいようだ。
Devチャンネルは開発したばかりの機能をどんどん入れるようで不安定になるようだ。発表時に11にバージョンアップした人は対応を。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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