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Windows11がインサイダプログラム向けにISOファイルを提供したと聞いて、
設定の記事の途中だがISOからインストールしてみた。
Windows10についてのまとめはこちら。
この記事はISOファイルからPCにインストールする方法を書いている。
Windows10から更新する場合は下記を参照。
マイクロソフトのブログでISOファイルが公表された。
下記を用意する。
毎度おなじことだが、今回は丁寧めにスクリーンショットを撮っておく。
まず、仮想マシンを作成する。
Hyper-V マネージャを起動して、仮想マシンを新規作成する。
ダイアログが表示され、必要事項を記入して次へ ボタンを押していく。
まずは名前と格納場所。格納場所は自分の場合はVM専用にSSDを用意している。Fドライブだ。このため、仮想マシンを別の場所に格納する をチェックしてFドライブの置き場所を指定する。
続いて仮想マシンの世代を指定する。第1世代はLinux用、第2世代はWindows用と考えてよい。今後は変わるかもしれないが、Windows11は第1世代では作れない(はず)。
次はメモリを割り当てる量を指定する。PCに何GB搭載しているかによるが、普通に使うのに8GB程度は必要であるし、
仮想マシンのWindows11は4GB以上ないと起動しなかった。
PC搭載メモリが16GB未満の場合はまずRAMを増設したほうが良いだろう。
続いてネットワーク構成。準備にあったJisaku7SWを指定する。
次はストレージ。仮想ハードディスクと呼ばれる、ファイルが作られる。
ここで変更が必要なのはサイズくらいだ。127GBはデフォルト値であるがこれより小さくなると
Windows11の動作がどうなるか分からないので小さくしないほうが良いだろう。
なお、ほかの仮想マシンでインストールした仮想ハードディスクをコピーして、起動時にSIDが変更されることで利用できるようになる。
(ライセンスは変更が必要になることに注意。もっともインサイダプログラムなのでライセンスは入れていないが)
こういう場合は 既存の仮想ハードディスクを使用する をクリックしてそのファイルを指定する。
次はインストールするOSのISOファイルを指定する。
ISOファイルというのは、ちょっと前まではそのファイルをDVDなどに書きこんで、起動できるようにしていたもので、インストールされるプログラム本体と起動用のプログラムが同梱されているファイルだ。
ちょっと前からサーバの世界ではDVDドライブを仮想的に使えるようにして、ISOファイルをあたかもDVDにあるかのように扱えるようにしている。
これによりサーバの前に行ってDVDをドライブに入れる必要がなく、離れたところで仮想DVDをつかってOSのインストールができる。自分も仕事で何度も使った技術だ。
これと同様にHyper-VでもISOファイルを仮想的にマウントして、ISOファイルを読み込んでOSをインストールする。
ISOファイルの格納場所とファイル名を指定する。
以上の設定を確認し、問題なければ右下の 完了ボタン を押す。
これで仮想マシンの 枠 ができる。
枠といっているのは、まだOSが入っていないからだ。
前回はWindows10から11に更新していたので、今回がISOからWindows11をインストールする初めての作業だ。
Hyper-Vマネージャから作成した仮想マシンに接続して起動する。
すると真っ暗な画面が表示される。タイミングよくキーを押すことで進む。
暫くするとWindows10と同様の表示がされる。暫くは同じなので説明は省略する。
再起動する。
ここからはWindows10とずいぶん変わっている。再起動後、言語やマイクロソフトアカウントの設定をしていくが、画面が白基調になってシンプルだと思う。
まずは言語設定。
続いてキーボード。見た目が違うだけでやっていることはWindows10と同じ。
アップデートを確認している。しばし待つ。
PCの名前を設定する。空白は使えない。
個人用か職場、学校用かを選択する。もちろん個人用。
マイクロソフトアカウントを入力する。アカウントがないとインサイダプレビューを入手できないはず、念のため。
次はPINを作成する。マイクロソフトアカウントのパスワードが長いのでスマホのように簡単にログインしたい、という要望に応えるためなのかな。指紋認証にも対応しているが今回はデバイスがないのでPINだけ。
これはWindows10にはなかった。クラウドにあるPCのデータからアプリをインストールできるようだ。
Win32アプリケーションもマイクロソフトストアからインストールできるようになるという事で、
それも絡めてAndroidのように容易にPCを移行できるようにする仕組みなのだろう。今回は使わない。
プライバシの設定。Windows10と同じ。
パーソナライズされたヒントの表示をしてくれるそうだ。広告も同様だろう。Windows10はなかったと思う。
続いてOneDriveでのバックアップ設定。Windows10にはなかったと思う。
こうなってくるとOneDriveの容量がたくさんないと困るようになるので、有料プランへの誘導なのかな。
設定は終わった。更新ファイルを適用していく。必要なら再起動する。
適用中は画面が変わってWindows11の説明をしてくれる。
そして、ログイン画面が表示される。
デスクトップ画面は前回のアップデートで行った場合と大差ない。違うのは引き継ぐものがないのでまっさらな状態という事だ。
ちなみに、今回のビルドバージョンはこの通り、22000.160だ、
Windows10同様に、らくちんでインストールできた。
一点気になることがある。Windows10からの更新時はCPUコア数が2つないとできなかったが、今回のISOからのインストールでは実は触っていない。デフォルト値は1だ。
Windows11の要件が変わったのかな?
なお、マイクロソフトからメールでも来ていたが、今後Windows11のインサイダプレビューはベータチャンネルでやってほしいようだ。
Devチャンネルは開発したばかりの機能をどんどん入れるようで不安定になるようだ。発表時に11にバージョンアップした人は対応を。
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