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【自作NAS】2.5GbEの準備 Xigma NASをバージョンアップ 2021年9月

 

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【自作NAS】2.5GbEの準備 Xigma NASをバージョンアップ 2021年9月
 

XigmaNASことNAS4Freeを2.5GbE対応にするつもりで、まずは最新版にバージョンアップした。
NAS4Free/Xigma NASについてのまとめはこちら。

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この記事のポイント

  • バックアップしたファイルのコピーを早くするため、XigmaNASのNICを2.5GbEに変更する
  • そのために最新ファームウェアに更新

 

2.5GbEへの更新

最近バックアップの時間が結構かかっている。
特に写真フォルダをEaseUS Todo BackUpでフルバックアップすると500GBを超え、コピーするのに結構な時間がかかる。
うーん、データ爆発。

少しでも早くコピーするにはどうするか。
細かくデータをフォルダに分けて、動きがあるフォルダだけバックアップするか。
一律できないので面倒だな。

あるいはフルバックアップの回数を減らして、差分だけで行くかな。
でも1年経ったらフルバックアップ残して差分は消しているので、定期的にフルバックアップは必要だよなぁ。

うーん。

NICを換えるか。

そういうことで、10GbEに更新を考えたが安いNICが予定通り手に入らず、先ごろ発売されたプラネックスの2.5GbEを購入した。
GPE-2500Tという先日発売されたNICカードだ。

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RealTekのRTL8125Bチップを採用したカードだ。
これをNAS4Freeに実装して、以前使ったUSB変換の2.5GbEアダプタを自作メインPCのJisaku7に使い、
間をtp-linkの2.5GbEハブで接続すれば完璧じゃないか。

まずはバージョンアップ

XigmaNASのOSはFreeBSDベースだ。今は11.2を使っている。
FreeBSDのバージョンがメジャーバージョンアップされたらしく、XigmaNASも12.xがリリースされている。
2.5GbEのNICに対応するドライバの準備状況も気になるので、これを機にバージョンアップしておく。

XigmaNASのサイトに行きダウンロードする。最新は12.2.0.4のようだ。

XigmaNASダウンロード

XigmaNASダウンロード

ダウンロードしてインストールするのだが、ライブアップグレードができないバージョンもある。
ダウンロードしZIPファイル内にあり英文ではあるがreadmeを読むと、
ビルド6625以前のバージョンからはパーティションのレイアウト変更のためライブアップグレードができない。

このため、以前もやっているがブート用USBを作り直す方法で進めていく。
久しぶりなので改めて写真を撮影して記録しておく。

準備

2つやっておく。

設定のバックアップ

まず、現バージョンのXigmaNASの設定をバックアップしておくこと。GUIのシステム > バックアップ/リストア からダウンロードしておく。

USBメモリを2つ用意

2つ用意するUSBメモリをA,Bとする。Aは8GB、Bは16GB以上で用意する。Bの方は今使っているXigmaNASのブート用USBメモリを
上書きしてもいいのだが、念のため保管しておくほうが良いだろう。このため新品を用意した。

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でっぱりが少ないので、引っ掛からないので気に入っている。

先のページでダウンロードしたファイルを解凍すると拡張子がgzのファイルがある。LinuxなどUnix系のOSでの圧縮フォーマットの拡張子だ。
これをツールを使って、USBブートできるようにUSBメモリAに書きこむ。
自分の場合はRufusというツールを使っている。単純にコピーするだけではブートできないので注意。

USBメモリAに書き込みが終わったら、USBメモリBを用意して端子に2つとも差し込んでおく。
ZFSで構築しているHDDはそのままにしていて大丈夫。

USB起動

USB起動

起動

PCの電源を入れて、BIOSに入る。起動ドライブが異なるのでUSBメモリAを指定して起動させる。
うまく起動できなかったのでUSB2の方の端子につなぎ変えたら起動できた。

しばらくメッセージが流れてログインプロンプトが表示される。
デフォルトでは、IPアドレスは 192.168.1.250 なのだが、
自分のネットワーク設定ではPCからアクセスできないのでコンソールで設定する。
キーボードとディスプレイが必要だ。

初期設定はID=admin、パスワード=xigmanas だ。(後で設定を戻したらパスワードはGUIと同じになることに注意。)
ログインするとメニューが表示される。

XigmaNAS設定

XigmaNAS設定

9を押してUSBブートできるインストールを行う。
画面が変わって、選択して進めていく。まずは1を押す。

XigmaNAS設定

XigmaNAS設定

続いてどのようなインストールをするかを選択する。USBブートなので3を押す。

XigmaNAS設定

XigmaNAS設定

コピー先のUSBメモリBの内容を消すけどいい?と聞いている。もちろんOKを押す。

XigmaNAS設定

XigmaNAS設定

続いて、パーティション、スワップサイズを設定する。デフォルトのままでいいだろう。

XigmaNAS設定

XigmaNAS設定

XigmaNAS設定

XigmaNAS設定

入力により処理が始まる。最後に Press Enter to continueと表示され、押すとリブートする。

XigmaNAS設定

XigmaNAS設定

XigmaNAS設定

XigmaNAS設定

再起動するので、このタイミングでUSBメモリAを抜く。うまく起動しない時はブートドライブの設定問題なので、
BIOSに入ってUSBメモリBを起動ドライブに設定し直す。

再度ログイン

リブート後、再度ログインプロンプトが表示される。先ほどと同じくログインする。またメニューが表示される。
今度はIPアドレスを設定する。メニューの1を押す。

XigmaNAS NIC設定

XigmaNAS NIC設定

最初はDHCPにするか聞いてくる。サーバなのでDHCPはなじまない。そのほかネットワーク設定を行う。説明は省略。

XigmaNAS NIC設定

XigmaNAS NIC設定

XigmaNAS NIC設定

XigmaNAS NIC設定

XigmaNAS NIC設定

XigmaNAS NIC設定

XigmaNAS NIC設定

XigmaNAS NIC設定

XigmaNAS NIC設定

XigmaNAS NIC設定

IPv6は使わないので設定しない。

XigmaNAS NIC設定

XigmaNAS NIC設定

そしてNICの指定。em0は内蔵のNICだ。
2.5GbEを設置したらここに出てくるのかな。今はem0で進める。

XigmaNAS NIC設定

XigmaNAS NIC設定

これで完了。
GUIからアクセスして、前の設定をリストアして戻すと、以前と同じようにアクセスできる。
プールもこの時点で認識される。

バージョン

バージョン

性能測定

空き容量があまりない状況であるので性能として適切かどうか分からないが(実態がこれなので性能として正しいが、普段測定している空っぽの状態と異なるという意味で)改めて性能を測定する。いつものCrystal Disk Markで測定する。

結果は下図の通り。特筆すべきことはない。

1GbE性能 2109

1GbE性能 2109

以前の測定はこちら。2017年の測定。測定項目は変わっているようであるし、測定PCがこちらはJisaku6なので参考値。

測定1

測定1

記事はこちら。

次回はNICを交換する。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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