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CentOSサポートが終わる年末を迎えたらどうなるのだろう。
そんな不安だらけだった年末を越え、バレンタインもひな祭りも終わり、桜があっという間に散って、もう5月。
後継の一つであるAlma Linuxが9ベータを提供開始したので早速インストールしてみた。
CentOS後継問題のまとめはこちらから。
CentOSと同様にAlma LinuxもRocky LinuxもベースにするのはRHEL、つまりRed Hat Enterprise Linuxだ。
RHELのバージョンアップに追従してそのクローンとしてバージョンアップされていく。
もちろんRedHatの著作権がありオープンソースでないものは含めることができないが、そういうものは一部だ。
RHEL9ベータは2021年秋に登場し順調に正式版へと近づいているようだ。その様子をみているのか、Alma Linuxもとうとう9ベータをリリースした。
8からの差分はだいたいこんなもの。
個人的には2つ目のSELINUXの無効化ができない点が驚き。通常真っ先に無効にしていたので。
いよいよセキュリティ重視の時代なのかな。
先のAlma LinuxのサイトからダウンローしたISOファイルを使ってインストールする。今回も自作PCであるJisaku7のHyper-V環境を使う。
2コア、2GBメモリ、ストレージは64GBで作成した。ISOファイルをアタッチしておく。
起動すると最初に真っ黒な背景でInstallするかほかの作業をするか選択する。Iを押してEnterを押す。
見慣れたバージョン8と同様の画面が表示される。まずは言語を選択して、右下の続行をクリックする。
続いて様々な設定画面。これもバージョン8と同様。
最小限の設定をするには、赤線の4つについて設定をする。ちなみにユーザーの作成、インストール先は必ず確認が必要。
まずユーザの作成。先に書いたようにrootユーザはパスワードでログイできなくなっているので、管理権限を持つユーザを作成する。
次にソフトウェアの選択。グラフィカルなUIは不要なので、左側は上から2つ目のサーバーを選択。他は右側から必要なパッケージを選択する。
インストール先は基本的に確認だけすればよい。パーティションを変更したい場合はどうぞ。
あとはホスト名とIPアドレスの設定。ネットーワークとホスト名から左下のホスト名を設定し、さらに設定ボタンをクリックする。IPv4のタブをクリックして、固定IPアドレスを指定したい場合は静的な設定と具体的なIPアドレスを設定する。もちろん、設定しなくても使えるが。
インストール開始をクリックし、数分で終わる。
完了するとアタッチしたISOファイルを外して、システムの再起動ボタンをクリックして再起動する。
ISOファイルを外しておかないと、再度インストールに行ってしまうので注意。
仮想マシンが起動すると、コンソールに普通にLinuxの画面が表示される。
先ほど作ったアカウントでログインできる。
大昔に比べたら失敗するポイントが少なく、手順通りやればだれでもインストールできる。
10分少々でインストールできた。
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