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【Alma Linux】CentOS後継のAlma Linuxが9.8Betaを提供開始

 

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【Alma Linux】CentOS後継のAlma Linuxが9.8Betaを提供開始
 

CentOS8の後継の一つ、Alma Linuxから次のバージョンである9.8のBetaが提供開始になった。
CentOS後継問題のまとめはこちらから。

  

Alma Linuxのアップデート

しばらく多忙でチェックしていなかったら1か月前にリリースされていた。

前回の9.7Betaリリース開始時の記事はこちら。

本家RHELでは半年ごとのマイナーバージョンのアップデートが続いている。
11月の9.7のリリースから半年たったので、予定通り9.8がやってくる。その前に恒例のベータバージョンのリリースだ。
なお、8.x系は2024年5月の8.10で終了なのでこの時期のベータ版はもう出ない。一方で10.x系のベータはすでに出ている。10.x系も追ってβ版が出るだろう。

9.8Betaの提供

下記のようにAlma Linuxがアナウンスしている。

Alma Linux 9.7Beta

Alma Linux 9.7Beta  出典:Alma Linux

対応するアーキテクチャは、いつもと同じx86_64,aarch64,ppc64le, s390xとのこと。今までと同じだ。

9.8の新機能

詳細はリリースノートを参照。
目立つ機能追加はなく、基本的に更新だ。かいつまむ。

コンパイラ

  • LLVM-Toolset 21.1.8
  • Rust-Toolset 1.92.0
  • GCC Toolset 15

主要ソフトウェア

  • Python 3.14
  • MariaDB 11.8
  • PostgreSQL 18
  • Ruby 4.0
  • Nodejs 24
  • GDB 16.3
  • OpenSSL 3.5.5
  • podman 5.8.0
  • libvirt 11.10.0
  • QEMU-KVM 10.1.0
  • Samba 4.23.5

注意点

8.9から、Alma LinuxはソースコードレベルでRHELの完全互換ではなくなっている。これはRedHatのソースコード開示の方針変更により、いわゆるクローンOSをライセンス違反なしで作ることが困難になったためだ。
Alma Linuxはソースコード互換を捨て、アプリケーションレベルでの互換性維持を目指している。
このため、良かれと思ってバグを解決するコードをAlma Linuxが盛り込んでも、RedHatはそれをまだ実施してない、という意味でのソースコード不一致の可能性がある。
RedHatの方針変更によるいざこざについての結論は下記記事を参照。

またRHEL9と異なり、カーネル修正d919a1e79bacの以前のバックポートが含まれているそうだ。RHEL9.9以降に採用されるそうだが、ALmaLinuxが見つけた問題なので積極的にバグ修正をしているため、RHEL9.7とこの点の動きが異なることに注意が必要だ。といってもバグ修正を先行して取り込んでいるのでこの点を理由にして採用しない、ということはないだろう。

まとめ

9.x系を使う人はdnfで更新することが可能だ。従い新規にインストールする必要はない。
8.x系を使う人は、脆弱性の問題やパッケージのサポートを理由に9.xに移る必要があれば、移行先の候補になるだろう。メジャーバージョンの更新時はいろいろなソフトウェアで互換性問題が出る。十分な検討評価期間が必要だ。

ダウンロードはここから。

なお、CentOS互換でAlma Linux同様に人気のあるRocky Linuxはベータ版を公開しない方針のようなので、いきなりGA版が5月に登場予定。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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