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Lavie LightにChromiumOSのインストール5 性能測定編

 

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Lavie LightにChromiumOSのインストール5 性能測定編

往年の32ビット機の活用を考えて、ChromiumOSを入れてみた。
起動するようになったので、性能を測ってみた。

性能測定の方法

Chromebookの基本は、WEBページで賄うか、Chromeウェブストアで入手できるアプリで賄う。
どちらにもなければ、自分で作るしかないが、今のところそこまで手を出すつもりもないので
Androidスマホのようにそれ以上は使えませんという事になる。

性能測定をするとき、まずやるのはPCの処理能力だが、往年の32ビットPCなので今回はパスする。
あったところで、あーその程度なのね、と残念な気持ちになるだけだ。

次にするのはネットの速度測定か。これはアプリで行う。
Chromeウェブストアをのぞくと、使い慣れたSPEEDTESTがあった。これはありがたい。
他にもAndroid同様のアプリがありそうだ。

速度測定

速度測定

SPEEDTESTのアイコンをクリックして、表示された画面で右の赤下線のボタンをクリックする。
これで追加される。

速度測定

速度測定

なんとそのまま右端に見慣れたアプリ画面が表示された。
スタートを押す。

速度測定

速度測定

LTE通信のためのSIMスロットがないPCであるので、もちろんWiFiだ。しかも5GHz帯は使えず2.5GHzだ。
多分IEEE802.11nだろう。
速度はこうなった。

速度測定

速度測定

下りが20.88Mbps、上りが25.96Mbps。

同じ時間帯で測定した自作PCのJisaku7はこうなっている。

Jisaku7性能測定

Jisaku7性能測定

下りが94.81Mbps、上りが93.38Mbpsだ。こちらは有線であり、フレッツ光の契約やONUの
インタフェースが100Mbpsであることを考えるといいほうであろう。

Chromebookの方はJisaku7の1/4~1/5程度の性能になっている。WiFi規格が古いこと、CPUがATOMの古い
物であることを考えると、このくらいであろう。

今後の活用

使ってみると若干引っ掛かりを感じる。
まあ、WEBを2つくらいの表示にしてたまに見る程度であれば充分だが、タブレットもあるしなぁ。
Chromebookでやる意味は今のところ見つかっていない。

OSがAndroidに酷似しているのにChromebookを使うのはなぜか。
タブレットとの違いを考えると、ChromebookはWindows代替のPCであること。タブレットは異なり
キーボードもマウスも使う前提と考えたほうがいいだろう。タブレットはその逆でスマホを大きくしたもの。
基本はマウスもキーボードも使わない。手で操作だ。

Chromebookの存在意義

PCが目の前にあるのに、わざわざChromebookを使いたい理由は何か?
余計なアプリをいれられないという点だろうか。Windowsなら自力でインストールすることもできるし、
マイクロソフトストアから多くのアプリを容易に追加できる。
一方でChromebookでは自力でインストールする方法はまだ調べていない。きっとあるだろうけど、
やらないほうが良いと思う。

アプリの追加を禁止されるという想定で便利なのは、文教だ。Googleはタブレットに変わってChromebookを
推進しているが、その目的は文教、すなわち教育分野であろう。
タブレットでももちろんできるのだが、子供の教育に必要なのは将来就職したときにPCの操作をすぐできる
人材を多く生み出すことであろう。スマホ全盛の今、新入社員がPCを使ったことがないケースが
あると聞く。これは数年前は想定していなかった。いつの間にかPCは置きざりにされた
過去の遺物になっている。でもそうではない。

社会を支える仕事はいまだにPCを活用することで成立している。タブレットもスマホも使われているが、
PCに比べたらまだまだ少数だ。
2in1のようにPCとタブレットの境目に位置するデバイスも出てきており、これらはどっちに
カウントするのだろうと困る場合もある。

あとは在宅勤務だろうか。単に会社のPC環境にアクセスする踏み台が必要なだけだ。
会社のネットワークにアクセスできたら、あとはリモートデスクトップ機能で会社のPCが
見えれば仕事ができる。Chromeウェブストアにリモートデスクトップのためのアプリがあるか?は
調べていないのでわからないが、需要がありそうだ。Linuxでもそういうソフトウェアがあると
聞いているので、多分あるのだろう。

Chromebookに対する想定、前提がなんとなくわかってきたが、自分にはWindowsPCがあるので
これを活用する場面が思いつかない。数か月たつと考えが変わることもあるかもしれないので、
現時点では思いつかない、ということだ。Chromebookのコンセプトを否定するつもりはない。

Lavie Lightは思い入れがあるPCなので捨てられない。時々起動して、お気に入りのWEBページを
表示することにしよう。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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