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フレッツ光に10Gプランが登場

 

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フレッツ光に10Gプランが登場

メディアの報道によれば、NTT東日本は2020年4月から
フレッツ光に10Gbpsのコースを追加する。
4月は東京23区の一部から始め徐々に全国展開していくそうだ。
またNTT西日本も同時期の投入を発表している。
光回線についてのまとめはこちら。

ライバルの状況

10Gbpsのサービスはこれが初めてではない。
テレビCMもあったから覚えている諸兄も多いのではないだろうか、
so-net系のnuroが2015年に始めている。
続いてauひかりが2018年、mineoを展開するオプテージが2019年に開始している。

このうち、nuroは我が家にも訪問営業に来たことがある。
10Gbpsの速度は魅力的だが、テレビが見れなくなっては意味がない。
我が家はフレッツテレビなので、他社に切り替えるとテレビを見る手段を
調達しないといけなくなる。それが今度はテレビも10Gbpsも両立可能になるわけだ。

料金はいくらになるか

今回の発表には料金は触れられていないが、各社の料金は1Gbpsコースより
1000円程度高いようだ。
NTTも同様に足並みをそろえるだろう。
フレッツ光

10Gbpsにスピードアップすると、変えなければいけない機器がある。
光ファイバの両端の機器(ONU)と途中にあれば中継機だ。

速くなるから光ファイバからメタルに変換するところも1000BASE-Tから
10GBASE-Tに変えないといけない。
つまりメタルの両端、中継するスイッチも10G対応機器に更新が必要だ。

スピードアップに対応する投資は大変な金額になり、だからすぐには全国展開できない。
変えなくて良いのはガラスでできた光ファイバだけかな。

光コラボはどうなる?

今の大多数の契約は、プロバイダと契約する光コラボではないだろうか。
我が家でも一度検討したが、選択ミスしたらリカバリする方法がかなり
手間がかかるので、見送った経緯がある。

今回の報道では、光コラボも対象だ。
ドコモ光などの各社のユーザ争奪競争がありそうだ。

有線と無線のスピード競争

いよいよ携帯電話は5Gがはじまり、高速大容量のサービスが展開される。
一方で有線はやっと10GbpsのNICカードが安くなってきた段階で、
まだ一般ユーザ向けのマザーボードに搭載されてもいないしハブも高い。

(2020年9月12日補足)
インテルのZ490チップセットで2.5G,10Gにオンボード対応するマザーボードが発売された。

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今回のフレッツ光でもそうだが、一気に全国展開するには機器が多く、
費用と時間がかかる。
一方で無線である携帯電話は基地局の更新は必要だが、その数はフレッツ光の
契約世帯数に比べ圧倒的に少ない。

2019年9月末で、フレッツ光契約は3241万件。

携帯電話基地局は2018年8月に86万基。

インフラが未整備の国では有線の電話ではなく、携帯電話を整備するのと同じ理由だ。
無線のほうが効率よく通信インフラを展開できる。

5Gの先へ

携帯電話の5G開始で有線と同等のスピードになるが、
もしかしたらつぎの6Gでは有線のエンハンスは基幹システムのみで、
一般ユーザ向けには携帯電話による無線通信で賄われるのかもしれない。
1Gbpsが普及して15年くらいか。次の25G、40G、100Gは一般家庭には来ないのかもしれない。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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