HP Directplus -HP公式オンラインストア-
ウイルスバスター公式トレンドマイクロ・オンラインショップ
毎日の生活に役立つ!面白い!『こんな便利な商品があったのか!!』特集
本ページはプロモーションが含まれています。
  
 

IBMプレジデントのWhitehurst氏が退任 今後のIBMの事業戦略はどうなるのか

 

スポンサーリンク

 
IBMプレジデントのWhitehurst氏が退任 今後のIBMの事業戦略はどうなるのか

IBMから突然の発表があった。
IT業界に関するニュースのまとめはこちら。

Whitehurst氏とは

名前だけ聞いても思いだせない人が多いだろう。IBMがRedHatを買収した際のRedHatのCEOだった人物だ。在任中にRedHatを一流のITベンダに育て上げた手腕を買われたのか、IBMのプレジデント職に就任していた。
その氏が急に退任したとIBMが発表している。

IBM発表

IBM発表 出典:IBM WEBページ

IBMの現状とRedHatの価値

IBMはその昔からITを提供する企業だ。企業名からして、International Business Machineだっけかな。コンピュータが登場する前から計算機を販売する企業だ。
昔は真空管を使って大きな計算機室のメインフレームを作って販売していたが、時代の流れでPCを作り、IBM互換機のリファレンスとして一時期は活況だった。
しかし互換機のほうが力を持ち、IBM自身は後のThinkPadなど名機が出るもののビジネス的にはじり貧となり、最終的にLenovoにPC部門を売却している。

その後もサーバについても売却し、近年はハードを売らない、サービスを売る会社となった。
ハード部門を売ったのちはSoftlayerを買収するなどでクラウドに乗り出し、IBM BlueMixとして提供している。
しかしaws、Azureなどには大きく水をあけられ、Oracle Cloudには猛烈に追い上げられている。いや、もう抜いているかもしれない。
IBMは典型的な大企業に陥り、過去何度もCEOが立て直しを図ってきた。しかい近年はかなり傾いてきた印象だ。

そこでテコ入れをするためだろう。RedHatというLinuxのみならずオープンソースの有力ベンダであるRedHatを買収して、今後のサービス提供に役立てようという魂胆であったと思う。
RedHat価値はそのくらい高いものという評価だろう。一方でIBMの価値は地盤沈下が続いている。

今後のIBMの行方

似たような状況なのはGEだろうか。GE,General Electoronicsは発明王エジソンに発する歴史ある会社だが、ジャックウェルチがCEOをやっていたころを頂点に昨今はじり貧だ。

かつての選択と集中施策や金融事業への傾斜でジャック時代は隆盛したが、その後のサブプライムローンに発するリーマンショックなどの経済の致命的な打撃を受けて、金融事業を手放し、最近では虎の子のエンジン事業も危うい。
製造業回帰といっていた割にぱっとしない。それはそうだろう。製造業が終わったと判断して金融に行ったのだから、戻ってもいいネタは落ちていない。

IBMが祖業のハードウェア事業に戻ることはないと思うが、RedHatとのシナジーを期待したもくろみは道半ばで消えたようだ。
むしろ今後はRedHatがIBMを飲み込む、そういう事態が来るのかもしれない。

(Visited 67 times, 1 visits today)

PR

   
著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です