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楽天も負けない MNO4社の新料金プランを再度比較と考察

 

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楽天も負けない MNO4社の新料金プランを再度比較と考察

1月29日の楽天モバイルの対抗策の発表でMNO4社の
新料金プランが再度出そろった。それについての比較と考察をもう一回。
ずっと使っている auについてのまとめはこちら。

ドコモについてのまとめはこちら。
ソフトバンクについてのまとめはこちら。
楽天モバイルについてのまとめはこちら。

MNO4社の比較

再度比較する。各社発表時の記事はこちら。

新プランで楽天モバイルを含めた4社で比較する。(2021/2/1現在)

更新した個所を赤字にする。太字は他のMNOより有利と思うところ。

ブランド ahamo

ahamo

ahamo

SoftBank on LINE

SoftBank on LINE

SoftBank on LINE

povo

UN-LIMIT VI

楽天UN-LIMIT VIロゴ

楽天UN-LIMIT VI

提供企業 NTTドコモ ソフトバンク KDDI 楽天モバイル
月額料金
(円・税抜)
~1GB 2,980 2,480 0
~3GB 980
~20GB 1,980
20GBオーバ 2,980(ただし速度は1Mbps) 2,480(ただし速度は1Mbps) 2,480
データ容量 20GB 20GB
ただしLINEサービスはノーカウント
20GB 自社網は無制限
パートナ網は5GBまで
容量超過時の通信速度 1Mbps パートナ回線では1Mbps
データ容量追加費用 500円/GB パートナ回線エリアでは500円/GB
海外でのデータ消費 82か国、地域で追加料金なしで利用可能 20GBに含まず 66か国、地域で2GBまで無料。以降は128kbpsで接続
メールアドレス提供 なし 2021年夏提供予定
通話定額 国内5分以内無料 国内5分以内無料を
オプションで提供(500円)
専用アプリ利用でかけ放題(IP電話)
国内通話定額オプション(月額) 1,000円 1,500円 IP電話は無料、電話回線は設定なし
通話に関するオプション 留守番電話なし 留守番電話無料
SIM種別 不明 eSIM専用 SIM(eSIMも対応予定) SIM/eSIM
契約、手続き手段 WEBで行う。ショップ対応はなし 申し込みはWEB。
ショップ対応は不明
WEB、ショップ両方あり
故障相談窓口 オンラインで受け付け 不明 不明 WEBで受け付け。
ショップは不明
通信規格 4G/5G (対応予定を含む)
手数料 以下は無料
契約事務手数料
機種変更手数料
MNP転出手数料
テザリング
MNP転出手数料は無料 不明 以下は無料
契約事務手数料
MNP転出手数料
SIM交換手数料
SIM再発行手数料
契約解除料
テザリング
デメリット ・キャリアメール提供なし
・クレジットカード払いのみ
・法人契約なし
・20歳以上の個人のみ契約可能。
(20歳未満は親権者が契約すれば利用可能)
・みんなドコモ割、ドコモ光セット割は対象外
・家族通話無料なし
・キャリアメール提供なし
・家族通話無料は不明
・キャリアメール提供なし
・家族通話無料は不明
・自社網では使えないという声が続出
・家族通話無料はもともとなし
他社にない特徴 ファミリー割引対象 LINEのみノーカウント 24時間だけデータ使い放題などの新サービス(200円/日)
今後も新サービスを追加予定
楽天ポイントが優遇

*各ブランドのロゴは各社のWEB掲載のもの。

気になる点を少し。

  • 24時間通話定額の金額(再掲)
    povoのみ1,500円とahamo, SoftBank on LINEより高く見える。もともと500円安いので
    その分を加算しているのであろう。
  • SoftBank on LINEのeSIM専用制限(再掲)
    この制限があるままならデメリットになりそうだ。現状のeSIM対応機は少なく、手持ちの機種でMNPというわけにはいかないケースが多そうだ。最新のiPhoneならともかく、11,XSより前なら対応していない。
  • 楽天モバイルの店舗対応
    発表会でも楽天のみ店舗対応があると強調していたが、他の3社のように多数のショップがあるわけではない。
    地方ではないに等しい状況であろう。我が家近辺でも単独のショップは聞いたことがない、もしかしたら
    家電量販店の中で受け付ける窓口がショップであると定義しているのかもしれない。
    そうとしたら、購入は相談できても故障時の相談ができそうにない。

各社の今後の動向はどうなる?

そして今回の段階定額制を楽天が持ち出したことで、他社も同様の対抗がでてくるのではないか。

楽天の様に細分化したものは出てこないと思うので、20GBまでの間で5GB,10GB程度で区切って、
データ消費が少ない時は安くなる、という具合に。
これをやらないと、楽天に流れそうなユーザをつなぎ留められない。
一方で楽天の様に1GBまでの消費で0円という施策はやれないと思う。さすがにMNO3社の経費負担は大きく、
楽天の様に他に本業があって赤字補填ができるわけでもなく、大盤振る舞いは無理だ。

さらに楽天に痛いところを突かれたと思うのは、ゲームのダウンロードに50GBという話。
三木谷氏が例として話をしていたが、5Gが普及すれば高速だけでなく大容量にも拍車がかかり、
20GBでは足りなくなる日が来る。この三木谷氏の話は正しい。ただし、それがいつの日かというと
今年ではないし、来年でもないだろう。ごく一部のユーザは100GBでも足りないというかもしれないが
多くのユーザは依然として月5GB程度で十分だ。
20GBを超える対応をするときがいつになるか。
3社の考えは当面先送りだろう。楽天のように無制限とできればよいが、それは過去に問題と
なっており帯域制限やユーザ指定の速度制限という結果になっている。容易に解決できない問題で
あるので、触れたくないであろう。

我が家はどうするかを再考

4社の情報を再度見比べて、方針が若干変わった。

auの契約はpovoに家族丸ごと変えればよいのだが、その際に4月から有料になる楽天モバイルは
解約のつもりだった。通信可能なエリア、速度について不安があるし、20GBあれば
自分の用途では1回線で十分だ。予備としてau回線のダウンの時に使える、ドコモ回線の安い
MVNOがあればいいやと思っていた。

ところが楽天からのまさかの大盤振る舞い。なんと、1GB未満の月は0円になるという。
IP電話に楽天回線縛りがなければ、WiFi利用で携帯電話番号を1つ持つことができるってこと?
これは画期的な話だ。いつまで0円が続くか興味がある。

一方でIIJmioとmineoというMVNOを2つ契約しているがさすがにこれは余剰になる。
先に書いたようにもしものためのバックアップ回線のつもりなので、安くなければ継続できない。
mineoから新しいプランの発表があった。別記事で詳細を書こう。

サービス開始まであと1ヶ月ちょっと。さあどうなるのか?MNO戦国時代。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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