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あの地デジ用ストレージnasneが奇跡の復活 いよいよ発売開始

 

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あの地デジ用ストレージnasneが奇跡の復活 いよいよ発売開始
 

既報のnasne再販の話がいよいよ販売開始にこぎつけた。
ストレージに関するニュースのまとめはこちら。

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nasneとは

前回も書いているの下記参照。

元々はソニー・インタラクティブ・エンタテイメント(SIE)がプレイステーション用に開発した
ストレージで、地デジ番組の録画、視聴ができるものだ。
SIEがどういう経緯でnasneの製造販売をやめたのかは分からないが、せっかくの製品をこのまま無くして
しまうのはもったいないと拾う神がいた。バッファローだ。

バッファローとは

PCにかかわる人なら言うまでもないだろう。
古くはPC98の全盛期の頃に、互換性のある増設用メモリや内蔵ハードディスクを販売してきた会社だ。
最近自分がバッファローの名前を聞くのはストレージ、マウスが多い。実際に扱う商品は多数あり、
下記公式サイトを参照。

特に地デジでは特殊なプロトコルが必要なので外国勢が全滅に近い状況の中、IOデータとバッファローのみが
ストレージを今でも供給してくれている。地デジ以外にも企業向けのNASとしてテラステーションは有名だ。

nasne販売開始

nasne

nasne

3月末にバッファローからnasneを販売開始する。ストレージ容量は2TBでもちろん地デジチューナ付きだ。
外付けのストレージを6TBまで増設できるので、最大8TBだ。
地デジ録画だけでなく普通のNASとしてファイル共有の用途にも使える。
当面の販売ルートはamazon内のバッファロー公式ストアのみのようだ。

nasneでできる主要なことは下記の通り。

  • 放送中の番組や録画番組を、同じネットワークに接続したさまざまな機器から視聴
    録画番組の配信は2台まで。同時配信は1台まで。
  • テレビ、PC、スマホ、タブレットで視聴できる
    テレビはPS4とtorneが必要。PC、スマホ、タブレットは有料のアプリが必要。
  • 家の外から録画予約、視聴可能

なお、録画した番組をブルーレイに書き出したい時は、PC TV Plusを使ってPCで書き出すことで可能。
詳細は下記記事参照。

こうしてみると、先日購入したIOデータのチューナとコンセプトが似ているような似ていないような。

あちらはストレージではなくチューナだけだ。nasneはチューナとストレージを持つ。
価格だけを比較すると、ストレージの分だけnasneは高い。
しかし実はクライアントのソフトが問題だ。

IOデータはスマホ、タブレット、PCのどれも視聴は無料のソフトウェアが提供される。
登録数に上限があるが、無償だ。
対してnasneは有償だ。撮ったテレビ番組を見るには、有償のソフトウェアを用意する必要がある。
値段が不明瞭なのでわからないが、PC用のPC TV plusは2,000円前後だったと思う。1台に1ライセンスなので
家族で使う場合は結構な金額になる。

1人で使う、録画した番組をテレビを使えない場所で見たい、というような用途が考えられる。

torneの配信予定

なんとSIEからはPS5用にtorneをリリースするアナウンスがあった。
2021年末になるが、PS5で今までのtorne+nasneの使い方ができるようになる。
PS4が例外の機種をのぞいて生産終了になっている状況なので、早い提供を望む声もあるだろう。

奇跡の復活を果たしたnasne。今後どういう展開になるか注視していこう。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 
 

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