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パナソニックに続いてソニーもブルーレイ記録用のメディア生産を終了する。
ビデオテープはすでになく、DVDはどうなのだろう。ブルーレイは終了し、合わせてMDもソニーの生産は終わるという。
AVなどのニュースはこちら。
前回の記事はこちら。
パナソニックは2年前にBD-R,BD-REの生産をやめた。
そして2025年2月にソニーも生産を終えるという。ブルーレイだけでなく、ミニディスク(MD)も終了するそうだ。
パナソニックとソニーといえばブルーレイの規格を提唱した幹事2社だ。
2000年になってからだっけ、DVDの次の企画としてブルーレイと、東芝が推すHD-DVD陣営と争っていたが、コンテンツ重視の時代に変わっていたためHD-DVDを支援していたワーナーがブルーレイに転じ、HD-DVDは消滅した。
しかしその当時のニュースにも、ブルーレイの本当の敵はHD-DVDではなくネット配信だと書かれていた。それが現実になった。
今やサブスク契約で映画やオリジナルドラマを見ることができ、テレビまでもネットで見ることが可能だ。
今年の福袋ではレコーダの袋が少なかった。年々減っていると思う。需要がなくなっているのだ。
レコーダがなければブルーレイに書き出すこともない。
かつてはPC用に持ち運ぶメディアとしてCD-R,DVD-Rがあり、BD-Rもあるのだがその容量をUSBメモリが超えてしまった。
今ではソフトウェアの供給はネットでダウンロードが主流であり、入っていてもUSBメモリだ。DVDやBDが入っているものは見なくなった。
これから先もブルーレイメディアの需要は先細りだろう。ソニーの撤退は当然の選択なのだろう。
テレビ番組やホームビデオを録画して保管するには、ブルーレイなどのメディアを用意するか、HDDで構成するNASになる。
子供の成長をビデオに撮って親に送る、という方法はブルーレイなどメディアに頼るしかなかったが、ファイルにしてメールで送ることもできなくはない。
クラウドストレージに置くことでも可能だし、前述のように大容量になったUSBメモリでもいい。
いろいろな選択肢があり、ブルーレイメディアでないとできないことはもうなくなったようだ。
パナソニック、ソニー以外のメーカはまだ作っているようだし、海外メーカもあるだろう。すぐに店頭から消えることはないと思うが、長期的にはブルーレイという規格がかつてのVHSのように歴史の中でだけ語られる日はそう遠くないのかもしれない。
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