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9月29日に始まったauの新プラン、povo2.0に早速申し込んだ。今回Android端末での開通手続きを紹介。
KDDIの画期的な基本料0円の携帯電話サービス、povoのまとめはこちら。
前回の記事を参照。
前回の終わりに書いたように、申し込みをした2日後にSIMが届いた。
混雑していると聞いていたので1週間以上待たされると思っていたので意外だった。
なお、iPhoneでの開通作業はこちらを参照。
A4サイズの書類をいれる、日本郵便だったらレターパックに相当するサイズかな。
あけると、中にはCDを格納するような紙の封筒1つ。昔、PC雑誌にDVDが付録でついていた頃を思い出す。
中には左から説明のリーフレット、SIMカードを挟んだ紙、SIMカードスロットを引き出すための針、そして用途が不明のpovoロゴのシール。
説明書はSIMカードの有効化手順と、APNの設定方法が書かれている。MVNOで契約した場合と同様のレベルの記載内容なので、ここまで書いてあれば不慣れな人も大丈夫だろう。
下の写真はSIMカードを挟んだ紙。開けたらこのように中央にSIMカードが鎮座し、SIMカードをプラスチックの板からどうやって外すか書いてある。
利用する端末がnano SIMカード対応なら左の説明は読まなくてもいい。中央の金属板のある所をグイっと裏から押し出して抜けばいい。(金属板を直接触るのはお勧めしない)
最近のスマホはほとんどがnano SIMカードの規格だ。自分が持つものでも、moto g4 plusがnanoではなく一回り大きいmini SIMカード規格だ。他にはない。
mini SIMカードなら左の説明を読んで、注意して金属片のある最小部分ではなく、もう一回り外周を含めて抜き取る。外周部分がnano SIMカードをmini SIMカードに変換するアダプタの役割になっている。くっついたままのほうがいろいろ問題を回避できるので注意して抜くとよい。
サイズを間違えたとしても外周部分もくりぬいてSIMカードと(くっついていない状態で)再度合体させ、その状態でSIMカードトレイに載せるのが良い。セロハンテープなどで裏から貼れば安心と思えるが、厚みを厚くするとSIMカードスロットを挿した後、抜けなくなる原因になるので避けたほうが良い。
ではSIMカードの有効化を書かれている手順に従って進める。
この手順は、まだauのSIMカードをいれたままでよい。ネット接続は携帯電話回線でもWiFiでも可能だ。
また、この手順はPCではできない。スマホにpovo2.0アプリをインストールして実施する。
povo2.0アプリを起動し、povo2.0への回線切り替え/SIMの有効化 をタップする。
夜間の切り替えをした場合は翌朝に切り替わるので注意。自分の場合は平日夕方に実施した。
続ける をタップする。
スマホの画面に具体的な手順が記載されるのでそれに従う。SIMカードのプラスチックの板を裏返して、バーコード個所をスマホのカメラでスキャンする。
バーコードをスキャンする をタップするとスキャン画面になり、線が表示されるのでそこにバーコードを合わせると自動で読み取ってくれる。
読み取ると、SIMカードの番号が表示される。
SIMカードを有効化する をタップする。これで有効化を要求したことになる。さらば、povo1.0
割とすぐにメールが届き、センター側で有効化処理が終わったとわかる。
スマホの電源を切って、SIMカードを交換する。
電源を入れたままでこの作業をやるとSIMカードやマイクロSDXCカードが壊れる可能性があるので注意。
自分が使う、Xperia XZ3はついていた針を使わなくてもSIMカードスロットを素手で抜き出せる。便利だ。
この写真ではトレイに載る右がマイクロSDXCカード、左の金属面しか見えていないものがauのnano SIMカードだ。
先ほど用意したpovo2.0のnano SIMカードを同じように金属面を上にしてトレイに置く。向きがあるが、4つの角のうち1つが斜めになっており誤った位置には載せられないのでわかる。ぴったり置ける向きを探る。
そして再びSIMトレイを本体にもどしてスマホの電源を入れる。
スムーズに入らない時はどこかが浮いている場合がある。カードの向きをチェックして正しい向きに置くこと。
先ほど書いたように裏にセロハンテープを張っただけでも厚みが増えて入らない場合も有るので、そういうところも疑って。
スマホが起動したら、設定画面に行く。通常のAndroidでは上からスワイプすると通知画面が表示されるがそこに歯車アイコンがあると思う。
歯車アイコンをタップして設定画面に行き、ネットワークとインターネット>モバイルネットワーク>詳細設定>アクセスポイント名の設定に進む。Xperia XZ3の場合の画面遷移を示す。
この辺りはバージョンによって変わっている場合があることと、メーカによってはUIをカスタマイズして名称が異なっている場合があるので注意。
ちなみに自分が持つ機種では下記のようになる。
Xperia XZ3 | 設定>ネットワークとインターネット>モバイルネットワーク>詳細設定>アクセスポイント名 |
---|---|
OPPO RenoA | 設定>デュアルSIM&モバイルネットワーク>SIM1またはSIM2>「アクセスポイント名」 |
Xiaomi Redmi Note 10 Pro | 設定>SIMカードとモバイルネットワーク>SIM1またはSIM2のアイコン>アクセスポイント名 |
先ず新しいアクセスポイントを追加するので画面に表示されている+アイコンをタップする。
+がない機種では点が縦に3つ並んでいるアイコンをタップすると追加というようにメニューが表示されるかもしれない。
続いて、付属の紙に書かれているようにアクセスポイントの編集画面で下記を入力する。
名前 | povo2.0 |
---|---|
APN | povo.jp |
APNプロトコル | IPv4/v6 |
最後に右上の点が縦に3つ並んでいるアイコンをタップし、保存を選んで保存する。
すると前の画面に戻り、設定したpovo2.0が表示されているのでこれを選択する。左矢印をタップして、前の画面に戻る。
以上で設定は完了。
povoが試験発信できる番号を用意しているので、無事設定できたかを発信して確認する。
スマホから 111 にかけて、音声ガイダンスを聞く。正常に設定できている旨聞こえれば、APN設定は無事できた。
この状態ではデータ通信はできない、着信通話はできるが発信は30秒20円の従量課金なので早速トッピングする。
povoの最大の売りだったトッピングは、povo2.0になって真価を発揮した。povo1.0では少ないメニューだったので利用価値が良くわからない状況だった。単にオプションをトッピングと言い換えただけ、ととらえていた。
povo2.0になり、基本サービスは着信通話可能、音声発信は従量制、データ通信はなしという物になり、あらゆるお得になるサービスがトッピングで提供されるようになった。詳細は下記記事を参照。
このため、データ通信をしたい場合は、24時間/1週間/30日/90日/180日 という期間かデータ量でトッピングを選んで購入する。
povo2.0アプリを再び起動する。SIMの有効化ができたという表示がされている。ホーム画面へ をタップする。
povo2.0アプリが表示される。白基調でありながら意外とカラフルで、消費されたパケット量が簡単にわかる。下にトッピングが表示されている。
自分の場合は在宅勤務が続いているのでWiFiでデータ通信は賄えている。一方で通話定額で長時間話すことがあるので、24時間かけ放題の通話定額をトッピングしておく。タップすると下図のように購入を確認する画面が表示される。
購入 ボタンをタップすると購入される。2タップで購入できるところがお手軽だが、誤って購入してしまう可能性もあるな。
ホーム画面を再度見ると、通話時間の表示のところがかけ放題に表示が変わっている。
なお、通話定額のトッピングは解除しない限り自動更新されるようだ。
なお、このアプリでは請求情報の確認もできる、見たら、切り替えた日からの当月の日割り(1,543円)と翌月分の1,650円が請求に来るようだ。auもpovo1.0も請求は後払いだったが、povo2.0は先払いのようだ。
開通は手続きはSIMの有効化をセンターがどのくらい時間がかかるか次第だが、ここで書いたものは全て合わせて30分もあれば設定作業は終わる。
これで外に出かけるときだけ24時間データ使い放題 330円か、出かけるのが続くときは3GB/30日 990円を設定するが、
他の日は自宅でWiFiでいいので、ガラケー、ガラホよりも安い、24時間通話定額のスマホ1,650円ができた。
令和になってこんな安い価格の通話定額機能をもつ携帯電話を持てるとは思わなかった。
注意として、通話定額さえ設定しないと毎月0円の請求になる。0円で回線を持てると喜ぶ諸兄がいるかもしれないが、最後に購入したトッピングの有効期限から180日後に回線は停止になるそうだ。ただしその期間内に通話、SMS利用で660円を超える利用をしていると停止の対象にならないそうだ。
同様のルールは楽天モバイルも設定している。0円だからと安易に回線を作るユーザは提供側にとっては厄介な存在でしかない。作るのはいつでもできるので、不要と判断したら断捨離が必要だろう。
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