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先日書いた記事について、メーカのWDに質問してみた。謎が深まるものの、解決方法のヒントがあった。
大容量ストレージデバイスであるHDDについてのまとめはこちら。
下記文面で質問をした。趣旨は前回までの記事にある通り。
お世話になります。
https://news.mynavi.jp/article/20200430-1026699/
上記報道にありましたが、最近のBlueラインでもSMRを使ったHDDを販売されているとのこと。
このHDDを使ってXigmaNASを使ったNASサーバを作っていますが、この1年くらいのドライブ故障で交換した際にはRAID再構築が失敗して、初期化して作り直す事象が二度発生しています。その前は発生せず、正常に再構築できていました。報道にあったようにRAIDの再構築時に大量の書き込みがあるため、HDDがエラーを返しているとすると事象とあっています。ちなみに故障したドライブについてはSMART情報を見る限りはエラーはなく、2回とも原因が不明でした。(SMART情報がすべてではないことは理解しています)
伺いたいのは、報道の通りとしますと、RedシリーズだけでなくBlueもRAIDを構成するHDDとしては使えないと考えます。安くてよかったのに、使えなくなるとなったら選択肢はBlackシリーズしかなさそうです。コストとして割に合わないのでRAID構成を変えるしかないかもとも考えています。
本件について御社のお考えを伺いたく、質問させていただきます。詳細は自分のブログにも記載していますのでご覧いただけますと幸いです。
https://irvinejp.net/pcdiy/nas_crashed_by_raid_fault_202004/
連休中に送ったため、連休明けに回答が来た。割と早い回答だったので、用意されているものなのかもしれない。回答を抜粋する。
おっと。元情報や推測が違っているのかな。
XigmaNASってOSSだから問い合わせ先がないのだけどなぁ。
おそらくそういうパラメータはあるはず。調べてみるか。
標準的には60秒くらいかなと思っているがこれを2分、3分と延ばせばおそらく処理集中による書き戻し高負荷状態でエラーと判断する確率が低くなる。
しかしこれは同時に故障に対する感度を鈍らせる。副作用が怖いが実験する設備もなし。
まずはタイマを調べるか。
検索していてみつかった。公式にはSMR,DM-SMRは使用すべきではないとなっている。
It’s best with all brands not to use SMR drives at all, DM-SMR DRIVE == STAY AWAY and unsupported by XigmaNAS
WDはメーカに聞けという。Xigma NASは使うなというだけ。DM-SMRでは全く使い物にならないということだろうか。課題だけが残る。
2023年4月25日追記
その後しばらくはDM-SMRのドライブしかなく、仕方なくCMRを購入できた3TB、4TBのドライブだけをNASに使っていた。
しかし状況が変わって、8TBでもCMRのドライブがWDから出た。WD80EAZZだ。
詳細はこちら。
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