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シャオミがPOCOブランドで初のタブレット、POCO Padを発表。Snapdragon7s Gen2搭載、8GBメモリ、2.5Kディスプレイ、WiFi6搭載のミッドハイレンジのタブレット。
高性能シャオミ製タブレットのまとめはこちら。
ゲームスマホのブランドであるシャオミのPOCOから、初めてタブレットが登場。外観や多くの機能はシャオミのPad6と同等ながら、SoCやWiFiをダウングレードするなどで価格を抑えている。
特徴は下図でまとめられている。
順に見ていく。
12.1インチ、2.5K解像度のディスプレイだ。Pad6s Proよりは若干小さく、解像度が粗い。
16:10のアスペクト比。Pad6よりも広く、Pad6s Proよりは若干狭い。
4つのスピーカを搭載。Dolby Atmosもあって、映画に没頭できそうだ。
とうとう10,000mAhまで増量。これでオンラインビデオ再生に16時間使えるという。しかも33Wの急速充電に対応しているので、頻繁にでバッテリ切れで使えない、ってことはなさそうだ。
ただしバッテリ増量の副作用で、重くなっている。Pad6と比べて80g重い。Pad6s Proよりは若干軽い。持ち運ぶことを考えると不利だが、この大きさのタブレットを屋外で使う機会はどれだけあるか、使い方次第だろう。iPad Proは同等の大きさで持ち運ぶ人が多そうだが、それはクリエータ向けのアプリを使うからのようだ。
POCO Padがゲーム向けブランドのものであることを考えると、持ち運びはほぼないだろう。
Snapdragon 7s Gen2を採用。ハイエンドSoCの8ラインの一つ下なので扱いはミッドハイレンジだ。重くない普通のゲームにも対応でき、ミッドレンジ用の6ラインよりも高機能、高性能なので、コストダウンと機能を考えるといい選択だ。
シャオミが独自でカスタマイズしたAndroidがHyper OSだ。今まではMIUIだった。マルチウインドウを強化したりと工夫しているようだ。
自分の手持ちでは利用できないので、行使した際には確認したいと思う。
Pad6s Proと同様に、スマホとタブレットの間の境界がないように操作ができる。iPad/iPhoneを意識した機能だろうか。
Pad6s Proの際に書いた記事から説明する。
まずはHome Screen +。タブレット上にスマホのホーム画面が現れ、ファイルのコピーを容易に行える。
共有クリップボード。複数端末をまたいで操作するとほしい機能だ。
メモアプリに写真挿入。タブレットのメモを編集している中でスマホで写真撮影をして、メモに入れる。タブレットで撮影すればいいのではないのかな。
ネットワーク同期。スマホをルータとしてインタネットに接続しやすくする。
ファイルの転送はNFCでの連携機能でもできる。
外観は特筆すべきことは特にないが、金属のユニボディということで堅牢だろう。
薄い厚みも最近のはやりにあっている。
価格が近い昨年モデルのPad6と仕様を比較する。画面サイズはPad6s Proが近いがそれ以外はハイエンドの1つ下の位置づけになったPad6と比べるのが妥当だろう。
モデル名 | POCO Pad | Pad6 |
---|---|---|
OS | Hyper OS (Android14) | MIUI14 (Android13) |
SoC | Snapdragon7s Gen2 | Snapdragon 870 |
RAM/ROM | 8GB/256GB | 6GB/128GB 8GB/128GB |
リアカメラ | 800万画素(f/2) | 1,300万画素(f/2.2) |
リアカメラ動画 | FHD(30fps) | 4K(30fps) FHD(30fps) |
フロントカメラ | 800万画素(f/2) | 800万画素(f/2.2) |
フロントカメラ動画 | FHD(30fps) | FHD(30fps) |
ディスプレイ | 12.1インチ 2,560 × 1,600 pixel 68.7億色表示 リフレッシュレート:120Hz Gorilla Glass3 Dolby Vision テュフ ラインランドの 低ブルーライト認証 | 11インチ 2,880 × 1,800 pixel 10億色表示 リフレッシュレート:144Hz DCI-P3サポート HDR10 Dolby Vision テュフ ラインランドの 低ブルーライト認証 |
オーディオ | スピーカx4 Dolby Atmos対応 マイクx4 | スピーカx4 Dolby Atmos対応 マイクx4 |
WiFi | WiFi 6 | WiFi 6 |
Bluetooth | 5.2 | 5.2 |
NFC/Felica | 不明 | 不明 |
SIMスロット数 | ||
バッテリ | 10,000mAh 33w急速充電 | 8,840mAh 33w急速充電 |
セキュリティ | 顔認証 | 顔認証 |
大きさ、重さ | 280.0 x 181.85 x 7.52mm 571g | 253.95 x 165.18 x 6.51mm 490g |
その他 | Xiaomi Interconnectivity | |
カラー | グレー ブルー | グラビティグレー シャンパンゴールド ミストブルー |
価格(税込) | 44,800円 | 49,800円(6GB) 59,800円(8GB) |
モデル名 | POCO Pad |
---|---|
OS | Hyper OS (Android14) |
SoC | Snapdragon7s Gen2 |
RAM/ROM | 8GB/256GB |
リアカメラ | 800万画素(f/2) |
リアカメラ動画 | FHD(30fps) |
フロントカメラ | 800万画素(f/2) |
フロントカメラ動画 | FHD(30fps) |
ディスプレイ | 12.1インチ 2,560 × 1,600 pixel 68.7億色表示 リフレッシュレート:120Hz Gorilla Glass3 Dolby Vision テュフ ラインランドの 低ブルーライト認証 |
オーディオ | スピーカx4 Dolby Atmos対応 マイクx4 |
WiFi | WiFi 6 |
Bluetooth | 5.2 |
NFC/Felica | 不明 |
SIMスロット数 | |
バッテリ | 10,000mAh 33w急速充電 |
セキュリティ | 顔認証 |
大きさ、重さ | 280.0 x 181.85 x 7.52mm 571g |
その他 | Xiaomi Interconnectivity |
カラー | グレー ブルー |
価格(税込) | 44,800円 |
モデル名 | Pad6 |
---|---|
OS | MIUI14 (Android13) |
SoC | Snapdragon 870 |
RAM/ROM | 6GB/128GB 8GB/128GB |
リアカメラ | 1,300万画素(f/2.2) |
リアカメラ動画 | 4K(30fps) FHD(30fps) |
フロントカメラ | 800万画素(f/2.2) |
フロントカメラ動画 | FHD(30fps) |
ディスプレイ | 11インチ 2,880 × 1,800 pixel 10億色表示 リフレッシュレート:144Hz DCI-P3サポート HDR10 Dolby Vision テュフ ラインランドの 低ブルーライト認証 |
オーディオ | スピーカx4 Dolby Atmos対応 マイクx4 |
WiFi | WiFi 6 |
Bluetooth | 5.2 |
NFC/Felica | 不明 |
SIMスロット数 | |
バッテリ | 8,840mAh 33w急速充電 |
セキュリティ | 顔認証 |
大きさ、重さ | 253.95 x 165.18 x 6.51mm 490g |
その他 | |
カラー | グラビティグレー シャンパンゴールド ミストブルー |
価格(税込) | 49,800円(6GB) 59,800円(8GB) |
こうして比べると、いろいろなポイントでPOCO Padはコストダウンをしているとわかる。SoC、カメラ、ディスプレイ解像度、HDR対応、ペン対応だ。
その代わりにディスプレイの大きさ、バッテリに注力してメリハリをつけ、Pad6と差別化している。
両者のいいところが欲しい人はPad6s Proを選べばいいだろう。
意外なとこからいいタブレットが登場した。
ゲーミングブランドではあるが、Dolby Vision、Dolby Atmosに対応している。WiFiも7ではないが6に対応しており現時点では十分。
Pad6s Proが高いな、でもPad6でもない、と思う人にはぴったりだろう。
他社の動向を見ると、OPPOは昨年発表した機種から更新がないので、そろそろ発表される機種があるのかもしれない。
iPad Pro対抗と考えるとほかのメーカはあまり見当たらない。iPad Proは魅力的だけど価格が。。。という人に向いている。
もちろんコンテンツ消費のみであれば予算に応じて選べばいい。
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