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もはや、やるやる詐欺に近づいた感のある、自作NASサーバ NAS4Freeの容量不足を根本解決する容量拡張。
平成が終わる前にとうとう実行した話。
NAS4Free/Xigma NASについてのまとめはこちら。
以前検討したが、既設のZFSボリュームへの追加はリスクが大きい。
別のボリュームを作ることとした。(同じドライブ本数なら追加できるらしいが)
容量の効率を考えると今回も5台でRAID5相当のRAID-Zがいい。
そのために既に4TBドライブを5台買ってある。
問題は、ドライブ10台を格納できるケースを持っていないこと。
新規に購入しても置き場所がないこと。
合計で10台の3.5インチドライブを格納する。
現在の状況では新規にドライブベイが10個あるケースを買うつもりはない。
(ミドルタワーを4台も並べているので妻の視線が。。。)
となると新たに買って今のケースを捨てるか?そんなコストはかけたくない。
では、別のPC用に使っているケースと交換するか。
残念ながらドライブベイが9個のものはあったが、10個はない。うーむ。
このあたりの思考停止で数カ月が経った。
その間にもボリュームの空き容量は減っては空けるを繰り返して、何とか凌いできた。
しかし、ある時ブレークスルーする手を思いついた。
裸族のビキニ、だ。
この製品、単にドライブを簡易的に固定する道具なのだが、使い方次第で今回のケースの解決策になる。
意を決して必要な道具を集め、その日に備えた。
手持ちのケースでドライブベイが多いのは、自作サブPCのJisaku5に使っている巨大なAntecのP280だ。
この製品、もう販売終了だと思うが、XL-ATXのマザーボードも設置できるくらい大きい。
そのためか、ドライブベイの数は5インチが3個、3.5インチシャドーベイが6個ある。
あと1つあれば悩みはないのだがなあ。
ちなみに2.5インチシャドーベイが1つあるが、今回の目的には合わない。
さて、朝から作業だ。
2つのPC、NAS4Free(左)とJisaku5を作業しやすい場所に移動して、中身を取り出す。
何か、ドクターXみたいな気分。
世界初の症例の手術みたい。
私、失敗しないので。気分を上げてやっていこう。
まずは双方のケースからマザーボード、ドライブを取り出す。
ドライブを取り出す際の注意点がある。
NAS4FreeのOSであるfreebsdでは、もしかしたらつないでいるSATAポートにデバイス名が固定で対応するかもしれない。
現在と異なるポートにつなぐとRAID-Zが壊れてしまうかもしれない。
従い、どのドライブがどのポートに繋がっていたかを記録する必要がある。
これは必須。
メモにSATAポートの絵と繋がっているドライブの番号を書いておく。
電源も一緒に交換できるが、ドライブが増えたNAS4Freeは容量アップが必要だ。
今は400Wで、Jisaku5が600Wだ。
一旦電源は交換せずこのままやってみよう。
逆にJisaku5は400Wになるので足りるかな。
足りない場合は電源も交換の上で、NAS4Freeにはもっと大容量のものを買うか。一旦先送り。
側板を空ける。ぎっしり入っている。
右下にドライブ4台。右上の5インチベイに1台格納している。
電源ケーブル、SATAケーブル、USBなどのケーブルを抜く。
SATAについては、先程書いたように、ポートとドライブの関係を記録する。
NAS4Freeに用意したケースは小さいので作業しにくい。
安く上げるため、ケースは最小のものにした。
今になって考えると、2000-3000円の差なら使い慣れた組みやすいメーカのほうがいい。
特に問題もなく、摘出手術は終わる。
こちらも同様にする。
ドライブベイが満員のように見えるが、実は古いあるいは壊れたもの4つを載せていた。
これらは今回は外して別の場所に保管かな。
USB3とWiFi/Bluetoothの拡張基板がある。
特に問題なく終わる。さて交換だ。
つづく
2019/10/15追記
新自作PC Jisaku7を作るため新たにケースを買ったので、結局5台もPCケースがある。
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