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いつものようにバックアップしたファイルをNASにコピー仕掛けて外出。
帰宅後終わってないことがわかる。途中で転送が止まっているようだ。前にもあったドライブ故障の話。
NAS4Free/Xigma NASについてのまとめはこちら。
XigmaNASの情報タブからディスクの状態を見ると、前と同じで3TBプールがDegradedになっている。
そしてドライブ1台がUNAVAILABLEになっていた。エラー多発で切り離されたのだろう。
しかし普通のNASなら、プールがDegraded状態になってもコピーはできるはずなのだがなあ。
冗長性がなくなったのでプールを保護したのだろうか。故障が発生したHDDのシリアル番号を控えて、電源を落とした。
前回もやっているので不安はないはずだが、やっぱり不安を感じる。前回はこちら。
ドライブを入れ替えて設置。ケーブルを繫いで電源を入れて、XigmaNASの管理コンソールにログインする。状態を見ると、3TBだけでなくなぜか4TBのプールもDegradedになっている。あれ?
取り合えず、4TBの方はおいておき、3TBの作業をする。
ディスクのZFSメニューからプールの状態を表示する。抜いたトライブと代わりに入れたドライブは同じada4として認識されている。
ここからツールメニューを開き、Replaceを選択する。次へボタンをクリックして、交換する故障したドライブと、新しいドライブを指定する。
これでリビルドが始まった。12時間くらいかかる見込みだ。
待つ間に次のことをする。
待っている間に、故障したドライブのSMART情報を確認する。USB3.1 Gen1とSATAを変換する器具で接続する。
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ものによっては、USB接続ではSMART情報を取得できないので注意。幸い、これはできている。以前も似たようなことをした。
タイムシフト用HDDが壊れて交換したときだ。
ところでSMART情報だが、ストレージのヘルス状態を示す、ドライブが持つパラメータを取得する仕組みだ。
ある程度は業界の標準がある。(特にSSDでは、ベンダ固有のパラメータもありベンダの定義情報がないと解釈できないが。)
この中で、自分が気にするパラメータがいくつかある。
これらが0でなくなったら、そのドライブはエラーが発生しており、故障になる可能性がある。エンタープライズ向けなら、一定の閾値を超えたらドライブを交換するだろう。
しかしSOHOなど仕事で使っているわけでもない個人用途では、故障してからでも間に合うことが多いと考える。このため、自分は常にSMART情報を見て監視しているわけではない。
Xigma NASでは設定すれば決まった時間にシステムの状態をメール送信してくれる。この中にSMART情報も含まれているので、読む時間があれば対応できなくはない。
しかし自分のようにバックアップが主目的でファイル共有はめったにしない場合、NASは日常的には電源を切っている。
このためそんなに劣化が進まないと考えて、デスクトップ用の安いHDDで揃えている。ハードを安く揃えたのに、頻繁にSMART情報を見るのもなあ。
見えない運用コストが気になる。とはいっても、月に一回ぐらいは全ドライブのSMARTを見ることにするかな。で、故障したドライブを見ると、やはり3つのパラメータのいくつかが0でなくなっていた。
SMART情報が健全であっても壊れることはあるのであくまでも目安でしかないが、今回は裏付けになった。
このドライブはもう使えない。近々データが壊れる前提でしか使えない。ついでに前回の故障で交換したHDDも見た。これは代替セクタを使い切っている感じだ。
14時間でリビルドが終わった。正常に戻った。それから、システムを停止して中を見た。なんと、前回開けたときに3.5インチベイの一番下にある4TBドライブのSATAケーブルを
側板が噛んでしまい、外れていた。ちょうどロゴの真下にある。
ケーブルが多いので、今後は気をつけないといけないな。戻すと2つともプールは復活した。
2回やってやり方もわかっている。今後は安心してできそうだ。
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