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【地デジ番組保管】ストレージ選抜2024 地デジ番組退避先のNASはこれだ

 

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【地デジ番組保管】ストレージ選抜2024 地デジ番組退避先のNASはこれだ
     

今年もやります、定点観測。
我が家では地デジ番組の保管にはブルーレイディスクへの書き出しの他に、アイ・オーデータ製のNASであるHDL2-AAXへのムーブをしている。
1クール終わったドラマはよほどつまらなかったものを除いて、NASにムーブして、レコーダの空き容量を増やしている。

効率よく地デジ番組をNASにダビングしたいがなかなかできない。いい機種はないだろうか。常にそう思いつつ年に1回調べるようにした。
地デジ番組、録画環境についてまとめはこちら。

  
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我が家の現状

昨年と変化ない。

上記のように我が家ではアイ・オーデータ製のNAS、HDL2-AAXを使っている。HDL2-AA0/eから通算で6台目だ。すでに次の7台目を購入してある。
使い勝手などについては下記記事を参照。

このケースにWDのBlueラインのデスクトップ用HDDをいれて、安く構成している。
これで済んでいるのは、通常のNASに求められる「24時間電源を入れっぱなし」、と言う耐久性が必要な使い方をしない。
使いたいときだけ電源を入れるので、HDDに求める耐久性はそんなにない。このためだ。

普通の安いデスクトップ用HDDでいいので、HDD付き(WDならRedのライン)で売っているNASはオーバスペックなのだ。今はWDのSMR方式のWD60EZAZを買い込んでしまったので使っている。

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調査結果

今年もnasneを外して、普通にNASメーカで探す。

対象とする機器のメーカは、前回と同じくアイオーデータ、バッファローの国内2大メーカ、海外ベンダはSynology、QNAP、ASUSTOR、NetGearあたりを調べる。
機器の条件は前回と同じ下記の通り。条件に合うものを抽出する。

条件番号 内容
1 レコーダで録画した日本の地デジ番組をムーブイン、ムーブアウトできること(必須)
2 保管した番組をネットワーク対応のテレビで再生できること(必須) 可能ならPCやスマホの映像プレイヤーで再生できること(強い任意)
3 HDDは安価な3.5インチのストレージを使えること(必須) HDDレスが希望(強い任意)だが、安価ならHDD実装済みでもいい。
4 HDDは冗長構成を取れ、故障したHDDの交換は自分ができること(必須)  冗長構成は、RAID1でも5でもいい。
5 管理コンソールが使いやすいこと。(弱い任意) 自分の場合は言語は英語のみでも構わない。
6 HDDの故障状況が容易にわかること(必須) 手段は問わない
7 インタフェースはLAN対応であること(必須)
USBの場合は、レコーダの増設ドライブの扱いになる。番組データにはMACアドレスを記録するため、レコーダが壊れるとアクセスできなくなるので不可。
例外的にSeeQVaultなら回避できる。

昨年と同じ、この条件で探した。代表的な機器で比較する。

検索結果

USB接続のものはRAID構成がまずないし、DTCPでダビングするためのソフトが別途必要になるので除外。
NASでもクラッシュによるデータの喪失を回避するため、RAID1のものを調べる。すると下記のような機種が出てくる。

バッファロー LinkStation LS720D0202

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昨年と同じ機種だ。従来機種を2.5GbE対応にしたもの。さらに軽度のデータ論理障害の復旧サービスがある。UPSにも対応。
HDDとeMMCにファームウェアを搭載し、HDDが壊れてもeMMCから自動で修復する。
nasneと連動して、新番組のみnasneから自動的にダビングできる。
バッファローは多数の地デジ番組対応NASを発売している。安価なものはこの機種のラインだ。

ムーブアウト可能。全条件を満たしていると思われる。(ただし、管理コンソールの使い心地は不明)1TBを2本実装済み。自分で購入した大容量のHDDに交換して大容量化できそう。
なお、IOデータのようにドライブレスモデルは販売していないようだ。

IOデータ HDL2-AAX

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こちらも2.5GbE搭載。但し有償のDixiM Media Serverのライセンスを追加購入することでムーブイン、ムーブアウト可能。


最近またHDDレスモデルが販売している。昨年は一時的になかったのだろうか。
コンソールの使い心地も知っている。バッファローのようにデータ故障の修復やファームウェアの二重化は対応していない。
ファームウェアはHDD2台に記録するので、ドライブレスモデルを購入するとUSBメモリからブートプログラムを書き込む手順が必要。

なお、我が家には前機種のHDL2-AAから通算で6代目のNASが動いているが、2023年の秋ドラマでいっぱいになった。
いよいよ7代目の構築にかかる。先日のamazonブラックフライデーでお得にドライブレスモデルを購入しており、あとは使い道がなくなった6TB,SMRのWD60EZAZを入れれてライセンスを購入すれば完成だ。
あ、置き場所を考えないといけないな。

ASUSTOR AS1102T

ASUSTOR AS1102T DRIVESTOR 2 NAS 2ベイ Realtek RTD1296 クアッドコア 1.4GHz 1GB DDR4 2.5 Gigabit Ethernet (2.5G/ 1G/ 100M) x 1 USB 3.2 Gen 1 x2 Wake-on-LAN 3年保証

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最新のAS11シリーズでもsMedio DTCP Moveのライセンス購入でムーブインはできる。つまりほかのブルーレイレコーダやテレビなどの機器からこのNASにダビングすることはできる。しかしNASからほかの機器にダビングして書きだすことはできない。この点に注意だ。

また、NASに格納した番組の再生にも別途ダウンロードで購入するsMedio TV SuiteのようなDMP を使用する必要がある。
sMedioの対応機器のリストは下記から確認できる。

この機種の場合、ムーブアウトできないので条件1がダメ。条件2-7は問題なし。地デジ対応ソフトウェアは有償。

Synology DiskStation DS218play

ASUSSTOR同様にsMedioを使えるがSynologyのサイトではわかりにくい。sMedioの対応リストからは使えるものが多そうだ。
昨年比較したDS218playは廃版になったらしく、後継機種が見当たらない。
sMedioの対応リストを見ると、RS3618xsが使えるようだが、これはサーバルームのラックに据え付けるタイプだ。相当うるさいはず。また12スロットもあるが、個人用途としては多すぎ。

どうやら、Synologyは撤退したようだ。

QNAP TS-231P2

ASUSUTORやSynology同様に、こちらも積極的ではない。製品リストにTS-231P2はある。

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こちらも同じく、sMedio DTCP Moveのライセンス購入でムーブインはできる。(QNAPのWEBページに書かれている)
ムーブアウトできないので条件1がダメ。条件2-7は問題なし。

仕様比較

主要機種がそろったので比較表を埋めた。まずは仕様。


メーカ
バッファローアイ・オー・データASUSTORQNAP

モデル名
LS720D0202HDL2-AAX2AS1102TTS-231P2

ドライブ数
2/22/20/20/2

利用可能HDD最大容量
8TB(換装時)8TB(換装時)22TB22TB

RAID構成
通常モード
RAID 0
RAID 1
拡張ボリューム
RAID 0
RAID 1
JBOD
Single
RAID 0
RAID 1
JBOD
Single
RAID 0
RAID 1

ホットスワップ対応
不明×不明

ファイルフォーマット
不明不明EXT4EXT4

NIC
2.5GbE2.5GbE2.5GbE2.5GbE
1Gbps

CPU
不明Dual Core
1.33GHz
Quad core
1.4GHz
Quad core
1.7GHz

メモリ
不明512MB1GB4GB

外部ポート
USB 3.2 Gen1 x 2
USB2.0 x 1
USB 3.2 Gen1 x 1
USB2.0 x 2
USB 3.2 Gen1 x 2USB 3.2 Gen1 x 3

DTCPソフトウェア
不明DixiM Media ServersMedio DTCP MoveMedio DTCP Move

消費電力(スリープ時)
不明不明5.97W8.46W

消費電力(通常時)
36-48W73W11.6W15.6W

大きさ、重量
92×128×207mm
2.3kg
83 x 144 x 185mm
不明
165 x 102 x 218mm
1.14kg
169 x 102 x 219mm
1.46kg

保証
1年本体3年3年不明

価格(amazon)
26,410円26,061円24,000円188,660円

メーカ
バッファロー

モデル名
LS720D0202

ドライブ数
2/2

利用可能HDD最大容量
8TB(換装時)

RAID構成
通常モード
RAID 0
RAID 1

ホットスワップ対応
不明

ファイルフォーマット
不明

NIC
2.5GbE

CPU
不明

メモリ
不明

外部ポート
USB 3.2 Gen1 x 2
USB2.0 x 1

DTCPソフトウェア
不明

消費電力(スリープ時)
不明

消費電力(通常時)
36-48W

大きさ、重量
92×128×207mm
2.3kg

保証
1年

価格(amazon)
26,410円

メーカ
アイ・オー・データ

モデル名
HDL2-AAX2

ドライブ数
2/2

利用可能HDD最大容量
8TB(換装時)

RAID構成
拡張ボリューム
RAID 0
RAID 1

ホットスワップ対応
×

ファイルフォーマット
不明

NIC
2.5GbE

CPU
Dual Core
1.33GHz

メモリ
512MB

外部ポート
USB 3.2 Gen1 x 1
USB2.0 x 2

DTCPソフトウェア
DixiM Media Server

消費電力(スリープ時)
不明

消費電力(通常時)
73W

大きさ、重量
83 x 144 x 185mm
不明

保証
本体3年

価格(amazon)
26,061円

メーカ
ASUSTOR

モデル名
AS1102T

ドライブ数
0/2

利用可能HDD最大容量
22TB

RAID構成
JBOD
Single
RAID 0
RAID 1

ホットスワップ対応
不明

ファイルフォーマット
EXT4

NIC
2.5GbE

CPU
Quad core
1.4GHz

メモリ
1GB

外部ポート
USB 3.2 Gen1 x 2

DTCPソフトウェア
sMedio DTCP Move

消費電力(スリープ時)
5.97W

消費電力(通常時)
11.6W

大きさ、重量
165 x 102 x 218mm
1.14kg

保証
3年

価格(amazon)
24,000円

メーカ
QNAP

モデル名
TS-231P2

ドライブ数
0/2

利用可能HDD最大容量
22TB

RAID構成
JBOD
Single
RAID 0
RAID 1

ホットスワップ対応

ファイルフォーマット
EXT4

NIC
2.5GbE
1Gbps

CPU
Quad core
1.7GHz

メモリ
4GB

外部ポート
USB 3.2 Gen1 x 3

DTCPソフトウェア
Medio DTCP Move

消費電力(スリープ時)
8.46W

消費電力(通常時)
15.6W

大きさ、重量
169 x 102 x 219mm
1.46kg

保証
不明

価格(amazon)
188,660円

要件を満たす機種はどれ?

先ほどの要件と突き合わせる。

条件 1 2 3 4 5 6 7
バッファロー LS720D0202
アイ・オー・データ HDL2-AAX2
ASUSTOR AS1102T
QNAP TS-231P2

〇:条件を満たす  △:条件を一部満たす  ×:条件を満たさない ?:不明

ASUSTOR、QNAPの2機種について、条件1の△は、ムーブインのみ対応しムーブアウトに対応しないため。どちらもDTCP-IPはsMedio DTCP Moveを使う。レコーダからNASに移動することはできるが、そこからの移動はできないのが難点。逆にこの点を割り切れるなら問題はないが、自分は嫌かな。

結論

前回と同じく、日本独自の規格に対する海外メーカの対応は昨年とかわらない。残念なのはSynologyの撤退だ。プレイヤーが減って競争がなくなると進化が止まる。
海外メーカも参入してほしいところだが、その前に意味のないダビング10をやめてほしいものだ。そうすれば競合は一気に増える。

今年もアイ・オー・データとバッファローの2メーカのサポートだけが頼りだ。製品については新機能があるわけでもないし、製品自体が昨年と同じだ。マイナーチェンジさえされないような安定感、といっていいのだろうかな。

IOデータはHDDレス、バッファローはデータ故障の復旧やファームウェアの二重化のサポートが特徴だ。
どっちを重視するかでメーカを選んでもいいだろう。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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