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地デジ番組保管に適したストレージ選抜2022

 

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地デジ番組保管に適したストレージ選抜2022
   

我が家では地デジ番組の保管にはブルーレイディスクへの書き出しの他に、アイ・オーデータ製のNASであるHDL2-AAXへのムーブをしている。
HDL2-AA0/eが生産終了になったっぽいので入手が難しくなり、また価格が大差ないので2.5GbEのNICを搭載したHDL2-AAXに乗り換えた。
すでに初号機に積んだ6TBのHDDの容量の半分が2021年の夏秋ドラマで埋まっている。

さて、最近はNASが若干が増えてきているので1年ぶりに調べた。
地デジ番組、録画環境についてまとめはこちら。

  
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我が家の現状

上記のように我が家ではアイ・オーデータ製のNASを使っている。代替わりして、2.5GbE NICを搭載したHDL2-AAXを使っている。
HDL2-AA0/eから通算で5台目だ。
2.5GbEに変わったからと言って、管理ソフトはほぼ同じに見える。使い勝手が同じなので困っていない。

このケースにWDのBlueラインのデスクトップ用HDDをいれて、安く構成している。
これで済んでいるのは、通常のNASに求められる「24時間電源を入れっぱなし」、と言う耐久性が必要な使い方をしない。
使いたいときだけ電源を入れるので、HDDに求める耐久性はそんなにない。このためだ。

普通の安いデスクトップ用HDDでいいので、HDD付き(WDならRedのライン)で売っているNASはオーバスペックなのだ。

調査結果

昨年の結果はこちら。

2021年の話題といえばnasneの再登場だろう。
nasneはソニーがプレイステーションの周辺機器として開発したが、数年前に生産を終了していたようだ。
それを2021年初頭にバッファローが引き取り、春にバッファローブランドで発売を開始。以来amazonでは毎週入荷するとすぐ売り切れ、という状況が続いている。なお、nasneはamazonの初売りにも登場。

年末にはテレビ番組表兼視聴用ソフトウェアのtorneがPS5用に登場し、再度脚光を浴びている。
このため、今回は主にnasneとHDL2-AAXとの比較を主軸に各社の最新機種を調べる。

対象とする機器のメーカは、前回と同じくアイオーデータ、バッファローの国内2大メーカとエレコム、ロジテック。
海外ベンダはSynology、QNAP、ASUSTOR、NetGearあたりを調べる。
機器の条件は前回と同じ下記の通り。
条件に合うものを抽出する。

条件番号 内容
1 レコーダで録画した日本の地デジ番組をムーブイン、ムーブアウトできること(必須)
2 保管した番組をネットワーク対応のテレビで再生できること(必須) 可能ならPCやスマホの映像プレイヤーで再生できること(強い任意)
3 HDDは安価な3.5インチのストレージを使えること(必須) HDDレスが希望(強い任意)だが、安価ならHDD実装済みでもいい。
4 HDDは冗長構成を取れ、故障したHDDの交換は自分ができること(必須)  冗長構成は、RAID1でも5でもいい。
5 管理コンソールが使いやすいこと。(弱い任意) 自分の場合は言語は英語のみでも構わない。
6 HDDの故障状況が容易にわかること(必須) 手段は問わない
7 インタフェースはLAN対応であること(必須)
USBの場合は、レコーダの増設ドライブの扱いになる。番組データにはMACアドレスを記録するため、レコーダが壊れるとアクセスできなくなるので不可。
例外的にSeeQVaultなら回避できる。

この条件で探した。
代表的な機器で比較する。

検索結果

外付けドライブ

昨年同様の状況だ。
RAIDかつSeeQVaultの製品はなし。NASでなければ地デジダビングを受信できないと思ったほうがいいだろう。
条件4,7を満たせない。
このため対象外

NAS

RAID1のものを調べる。

LinkStation LS720D0202

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従来機種を2.5GbE対応にしたもの。さらに軽度のデータ論理障害の復旧サービスがある。UPSにも対応。
HDDとeMMCにファームウェアを搭載し、HDDが壊れてもeMMCから自動で修復する。
nasneと連動して、新番組のみnasneから自動的にダビングできる。

ムーブアウト可能。全条件を満たしていると思われる。(ただし、管理コンソールの使い心地は不明)
1TBx2本実装済み。自分で購入した大容量のHDDに交換して大容量化できそう。
なお、アイオー・データのようにドライブレスモデルは販売していないようだ。

HDL2-AAX

こちらも2.5GbE搭載。但し有償のDixiM Media Serverでムーブイン、ムーブアウト可能。
条件はすべて満たしている。コンソールの使い心地も知っている。
バッファローのようにデータ故障の修復やファームウェアの二重化は対応していない。

nasne

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バッファロー

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ソニーから発売されていたものがバッファローに移管された。
他と違って、テレビチューナを搭載している。これが最大の違い。NASというよりはレコーダだ。
つまり、nasneがあれば、レコーダが不要でしかも容量は2TBになる。
最近のレコーダは小容量が多いので、すぐいっぱいになるからその点はいい。
しかし、問題はRAID1構成ではないという事。この点からもこの製品はNASというよりはレコーダであると考えたほうがいい。

そう、HDMI端子を持たない、レコーダと考えればいいのだろう。

AS1002T v2

ASUSTOR AS1102T DRIVESTOR 2 目安在庫=△

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最新のAS11シリーズはどうも地デジムーブに対応していないようだ。従い旧機種のAS1002Tが候補になる。
以下は昨年と同じ条件。
DTCPによる地デジ番組の移動はsMedio DTCP Moveを使う。このため、ムーブアウトできないので条件1がダメ。
条件2-7は問題なし。地デジ対応ソフトウェアは有償。

DiskStation DS218j

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こちらも新機種は対応していないようなので、昨年と同じ機種になる。
以下は昨年と同じ条件。
有償のDixiM Media Serverでムーブイン可能。ただし、ムーブアウトできない機能制限版のようだ。海外メーカはこの点が厳しい。条件2-7は問題なし。

なお、2020年3月発売のDS220jはDixim Media Serverに非対応のため、地デジムーブ非対応の模様。

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比較

主要機種がそろったので比較表を埋めた。
なお、エレコム、ロジテック、NetGear、QNAPはDTCPで条件が合わなかったので入れていない。
(もし調査ミスであればコメントでご指摘ください)

条件 1 2 3 4 5 6 7
バッファロー LS720D0202
アイ・オー・データ HDL2-AAX
バッファロー nasne ×
ASUSTOR AS1002T v2
Synology DS218j

〇:条件を満たす  △:条件を一部満たす  ×:条件を満たさない ?:不明

ASUSTOR、Synologyの2機種について、条件1の△は、ムーブインのみ対応しムーブアウトに対応しないため。しかもどちらも旧機種なので在庫がなくなったら入手不可になると思われる。

また、nasneはテレビチューナを搭載しているが、HDDがRAIDではない、HDDの交換ができるかどうか不明(ソニー製では換装する猛者はいるようだが、バッファロー製は不明)このためnasneは自分の要件を満たさない。

前回と同じく、日本独自の規格に対する海外メーカの対応は2年前と大差ない。
アイ・オー・データとバッファローの2メーカのサポートだけが頼りだ。
なお、今年の調査ではバッファロー製のほうがデータ故障の復旧やファームウェアの二重化が見えており、アイ・オー・データ製よりもスペックが上回ったようだ。新規に購入する場合は、バッファロー製の検討もいいだろう。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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