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そろそろやってくる、Windows11への無償アップデートの期限。
このため、スペックが問題ない自作7代目、Jisaku7とDell Inspironは更新した。
今回はスペックが適合しない自作6代目、Jisaku6を更新する話。
Core i7-6700Kで作った自作PC Jisaku6についてのまとめはこちら。
Skylakeこと第6世代のCoreiシリーズが発表された頃に、勢いで購入したパーツで作ったのがJisaku6。
スペックは、Antecのケース、Core i7-6700K、ギガバイトのマザーボード、SSDを使っている。メモリは32GB載せて、Hype-Vで仮想マシンを動かしている。
インテルのCPUは最近はだいたい毎年新しいものが出て、今年は13世代だ。つまり7年前のCPUということになる。
興味がある方は下記まとめでどうぞ。
このJisaku6でも結構トラブルがあって、最近はすんなり組みあがらない。マザーボード不良で修理に出したり、メモリを増設したら頻繁に再起動するようになったりと、まあまあ精神衛生上よくないことが多かった。
自作7代目のJisaku7も当初不安定でなかなか動かず、Jisaku6を延命して使っていた。しかし動くようになってからはコア数の違いからなのかRyzen 3600のほうがきびきび動いている。故障時などのバックアップ用で残しているが、最近では起動することも少なかった。
ご存じのように、Windows11への更新には大きな2つのハードルがある。CPUとTPMだ。
CPUの条件は、
であり、TPMは2.0に対応していることだった。
これらを満たさないと、Windows Updateからは更新ができない。下図のように表示される。
実はインテルが認める抜け道があって、その手段で更新をしている。今後アップデートが供給されるか怪しいところであるが、まずは試してみて問題なくできたという記録とする。
事前にしておくことは下記の2つだ。
1つ目のほうは、下記サイトからISOファイルをダウンロードする。
いくつかスクリーンショットを貼っておく。
リンク先から下の、Windows11 ディスクイメージ(ISO)をダウンロードする に進む。
ダウンロードを選択と表示されていいるプルダウンメニューでは、表示されている Windows11 (multi-edition ISO) しか選べないはず。
選んでから、ダウンロード ボタンをクリックする。
すると下に 製品の言語の選択と書かれたセクションが表示される。まあ、日本語だわな。
選択すると 64-bit ダウンロード ボタンが表示される。これをクリックする。
※この ダウンロードボタンは24時間有効で、その後は無効となることに注意。
これでWANの回線速度によって一瞬~数時間の差があると思うが、Windows 11のISOファイルをダウンロードが進む。
まず使っているPCのTPMの状況を下記のコマンドで調べる。
左下の検索バーで、
tpm.msc
と入力する。下図のような表示がされるのでこれをクリックして起動する。
すると下図のようなウインドウが開く。赤線の部分にTPMの仕様バージョンが表示されるので、2.0と書かれていることを確認する。
不明、未設定などのように表示された場合は、BIOSでTPMを有効化する必要がある。使用しているマザーボードあるいはPCのマニュアルに従って確認を。
1.2と表示された場合はWindows11の要件に合致しない。この先の手順でできるかは未検証なので、他の情報をググってほしい。
貴重なデータを二度とアクセスできなくなるかもしれない。対象のPC以外にバックアップを取っておくことを推奨する。
データ量が少なければUSBメモリでもいいだろう。多ければ数TBのNASをこの機会に購入して、バックアップする習慣をつけるようにしたらいいだろう。
例えば下記ソフトでNASにバックアップできる。ご参考までに。
なお、OSをバックアップしておき、レスキューメディアをUSBメモリに作っておけば、いざというときにそこから現状にもどすことができる。
これがなければクリーンインストールしかないので、各種設定に費やす時間を考えるとバックアップしておくほうが良い。
事前の準備を終えたら、レジストリに設定を行う。この設定により、CPUやTPMの縛りを回避するようだ。
誤って入力すると起動しなくなるかもしれないので、貴重なデータなどがバックアップされていることを再確認してから実行を。
まずスタートメニューからコマンドプロンプトを管理者として実行する から起動する。
reg add HKLM\SYSTEM\Setup\MoSetup /v AllowUpgradesWithUnsupportedTPMOrCPU /t REG_DWORD /d 1 /f
この操作を正しく実行しました と表示されればOK。
開始前のバージョンを一応確認する。Windows10 21H1だ。
ダウンロードしたISOファイルをエクスプローラから開いて、中にあるsetup.exeを起動する。
起動すると、通常のアップデート同様にウインドウが開く。次へ ボタンをクリックして進める。
ライセンス条項は読んだうえで同意する ボタンをクリックする。
次は通常のアップデートにはない表示。おそらく先ほど設定したレジストリによりこの表示がされるのだろう。
左の赤線部を読んだうえで、承諾する ボタンをクリックする。
また通常と同じ表示だ。このまま インストール ボタンをクリックする。
およそ1時間ですべての作業を終えて、新しいバージョンを確認した。Windows11になっている。
手順上で気を付けるのは、レジストリの登録ぐらいかな。他は通常のアップデートと何ら変わらない。
期限が切れたら、あるいは新しいPCにはこちら。
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