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テレビのニュースでもやっていたのでご存じの方が多いと思うが、アップルのApp Storeのアプリ価格が値上げになる。
スマートフォン、タブレットに関するニュースのまとめはこちら。
アップルによれば、10月5日から日本をはじめとする国々のApp Storeでのアプリとアプリ内課金の価格が値上げになる。
日本だけでなく地理、エジプト、マレーシア、パキスタン、ポーランド、韓国、スウェーデン、ベトナム、ユーロ圏も対象だ。
対象になっていないのは、US含む南北米とインド、中東、オーストラリア、アフリカかな。
これも先のページのリンクにあるリストだが、一番安い料金が120円から160円になる。最高価格は15,000円から19,800円になる。
およそ、1.3倍というところだろうか。
iPhoneが発売されてから最も円高だったのは2011年の$1=80円だったが、このときなら120/80=$1.5だったので、期待以上の収益になっていた計算になる。
為替相場は一定ではないので、過去のプラスの貯蓄を吐き出して最近のマイナス分を補っていたのかもしれないが、それも限界ということだろう。
ドル高によってアップルあるいは開発者が損をしているということのようだ。
アップルは値上げの理由を述べていないが、進みすぎたドル高によりアプリ開発者の収益を守ることが真相だろう。
では、ドル安になったら元の価格に下げるのか?
答えはNOだろう。
価格は下方硬直性といって一度値上げした価格は簡単には値下げしない。
企業が存在感を出すために、あえて値下げすることはあっても、黙っていても買ってもらえる商品ではまずしない。
適度なインフレは資本主義経済では適切な成長をもたらすが、今のインフレはスタグフレーションになっているようだ。
USが1980年代に苦しんだスタグフレーションが全世界にやってきている。世界的な不景気がやってくるのかなぁ。
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