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KDDIとIIJが資本業務提携 お互いのメリットは何か?

 

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KDDIとIIJが資本業務提携 お互いのメリットは何か?

KDDIがIIJの株式を買って、持ち株比率を10%程度にするそうだ。
合わせて資本業務提携契約に両社が合意した。
MVNO、MNOについてのニュースのまとめはこちら。

KDDIの発表

KDDIはインターネットイニシアティブ (IIJ)の株式をNTTから購入し、持ち株比率を10%にしたと発表した。
わずか10%なので子会社になったとかそういう段階ではないが、資本提携をして業務提携をしていくということのようだ。

KDDI IIJ 資本業務提携

KDDI IIJ 資本業務提携 出典:KDDI

KDDIがIIJの株を買ったのも驚いたが、その株をNTTから買ったということがもっと驚いた。NTTはIIJと資本業務提携をしていたんだ。
そのためだろうか、IIJmioの月額料金は割安に思えたのはNTTドコモの回線卸価格が他社より安かったのだろうか。

KDDIの思惑

KDDIはご存じのように国内、海外の電話回線、携帯電話事業を営んでいる。最近はクラウドやネットワークももちろんやっている。
固定電話はずいぶん前から、そして携帯電話ももはや飽和状態になってきている。新規ユーザの獲得が困難なので、伸びしろがない。
このため新規事業に手を出していくのだが、大きな会社になったので小回りが利かない。うかつに始めたら大きな損失になる。

IIJはインタネットサービスを日本で始めた草分け的な存在だ。こちらもクラウドをやっている。DXにも最近は手掛けている。
KDDIはIIJのクラウドやDXのノウハウを求めているのだろう。発表にはこう書かれている。

「DX」におけるモバイルや固定電話などの「コア事業」と、クラウドやIoTサービスなどの「NEXTコア事業」の拡大を目指していきます。

NTTの思惑

NTTは20%ほど保有していたが今回の売却で2%弱保有の株主になり、戦略的な提携を解消したいのだろうか。NTTグループ内にはDXを進める会社もクラウドを進める会社もある。シナジー効果が見えにくく、競合するだけなので解消したのかもしれない。

IIJの思惑

IIJの株式がNTTからKDDIに移ることは、安定株主が変わるだけで、議決権もないだろうからIIJとしては何も方針は変わらないだろう。
KDDIという大きな回線キャリアとの提携により、これまでのNTT一辺倒の体制からNTT,KDDI両者を使う安定化を期待できそうだ。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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