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古くなったReadyNASを再活用する(2) フォーマット編

 

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古くなったReadyNASを再活用する(2) フォーマット編

2020年4月22日更新
最初に使ったRAIDを搭載したNASである、NetGear製のReadyNAS104。
今はもう販売終了した製品だが、3年くらいはこれだけで
我が家のバックアップを守ったので思い出深い話の続き。
我が家のバックアップを一手に引き受けていたNAS NetGear ReadyNASについてのまとめはこちら。
 

転送の高速化に向けて

転送が遅いのは、CPUだけが原因ではないかもしれない。
一度初期化して、RAIDから構築し直せば早くなるのではないか?

X-RAIDで拡張したことが何か原因なのかもしれない。

容量を使い切っており、残り10%程度しかない。
通常ストレージでは残容量が少なくなると性能が落ちる。
つまり今の状況は良くないということ。

一旦RAIDを解体しRAID5で再構築してから、ストレージの性能測定をやってみよう。

ストレージ性能は、Crystal Disk Markを使ってJisaku6からアクセスする。
Jisaku6とReadyNASは間を4つのハブで中継している。
途中にNATなどをするルータはない。
解体前の性能は以下の通り。

ReadyNAS104解体前

ReadyNAS104解体前

続いてReadyNAS上のファイルをすべてNAS4Freeに移動する。
このとき、Windowsのエクスプローラで行うと移動開始前に対象の容量合計を出したりするので、
無駄な時間がかかる。フリーウェアのteratermを使ってログインし、NAS4Free側からマウントする。
ファイルをWindowsを経由せず、直接Linux間でコピーした。
(コピー確認後、ReadyNAS上のファイルを手動で削除)

この作業が終わる前にNAS4Freeがとんでしまったので、コピー作業は徒労だけになったが。

フォーマット

もともとこのReadyNASは家族共用としていた。
妻のMacのTime Machineを含めたMacのデータは削除しても構わない
(他にバックアップがあるので)と回答があったので、早速再構築を始める。
ファイルをすべて削除する。

RAID解体と再構築

地道に全てのボリュームを削除する。
削除が終わったら、ボリュームを再作成する。
フォーマットしていないが、ボリュームの再作成で同じだ。
ボリュームの作成にはRAIDの再構成となるので54時間くらいかかった。
まる2日超だ。最初もこうだったな。やたら時間がかかる。
大きなドライブを使って巨大なRAIDを作ると避けられないのだが。

性能測定

データを一切置いていない状態でまずは性能を測定する。
前のパンパンな状態で測定したよりは良くなっている、と思ったが、意外にも落ちている項目もある。なぜだろ。

ReadyNAS104-181027再構成後

ReadyNAS104-181027再構成後

バックアップデータ移動の方法

2か月に1回とるフルバックアップデータのみをNAS4FreeからReadyNASに移動する。
と、考えると2か月に1回では心もとなさそう。
4回に1回はフルバックアップするように変更して、毎月実施だな。

NAS4Free側で新しいフルバックアップデータができたら、ReadyNASにコピーする。
その時に2か月前のフルバックアップデータと差分バックアップはNAS4Freeから削除する。
これでNAS4Freeには1つ前のフルバックアップ以降、つまり最長で2か月の
バックアップデータのみを保管し、データ量を一定に抑えられる。
自動で作業出来るシェルを考えるか。面倒だな。

ReadyNASはバックアップデータ保管専用としたので、残容量がなくなるまで保管する。
残量がなくなったら古いファイルから削除する。
スナップショットもとらない。

試しにいくつかコピーしたが、CPUがCore i3の自作NASサーバのNAS4Freeはともかく、ARMのReadyNASは遅い。
ともかく遅い。
省電力ではあると思うが、ファイルサーバとして使い物になるのかな、と疑問に思うレベルだ。
日常的な作業の効率を考えると、前回考えた

(3) 直近のバックアップデータのバックアップ  ReadyNAS
(4) 過去のバックアップデータ         LHR-4BRHEU3

同じ容量のこの2つは機器を入れ替えたほうが良いかもしれない。
さあ、そろそろNAS4Freeの増設を考えなければなあ。

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著者プロフィール
irvine
 ソフトウェア設計、ストレージ設計を経てクラウドにかかわる仕事をしている、東京郊外在住のエンジニア。
 仕事でUS,UK,SGなどの国とかかわる。
 自作PC、スマホ、タブレット、AV機器好き。ドラクエウォークはルーチンワーク。Linuxやストレージ、IT業界の動向は興味を持っている。
 新しい機器、サービスに興味あり。年数回のレビュー(自腹購入、ご依頼)と発表されて興味があるものの新製品机上レビューをやっている。
 2022年はJAPANNEXT様のアンバサダーを務めました。
 

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