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10TB強の容量で作ったはずなのに、いつのまにか残容量が1TBを切っていたので対策を考えた話。
NAS4Free/Xigma NASについてのまとめはこちら。
たくさんあったレガシィなNASやUSB接続の外付けドライブ、古いPCにおいたバックアップを、夏に作ったNAS4Freeサーバにコピーした。(正確にいうと、まだ、数台残っている。)
ふと管理コンソールを見ると、いつの間にか残容量が1TBじゃないか。内訳を見ると、普段のバックアップ先+コンテンツ用ストレージが5TB、ここ数年のバックアップが5TB。
合計が5本構成のRAID-Zなので、2.7TBx4=10.8TBもあるに。
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当初の目論見では重複排除により、実質の容量が1.5倍程度になると期待していた。しかし、重複排除を使うにはメモリを山ほど積むか、ZILと呼ばれるSSDキャッシュを積まないと性能が下がる。
それこそ1分書いて、2分待つくらい。
それに困って、バックアップ用のボリュームだけに設定した。他のボリュームはgzipで、気持ちだけ圧縮している。だから、容量は11TBちょっとか。
今日は残り1TBからのファイルサーバの延命策の検討を徒然に書く。
複数のNASやPCにわけてバックアップを置いていたので、結構重複している。例えば、ドライブレコーダーの動画。
メイン自作PCのJisaku6だけでなくひとつ前のJisaku5にも置いたりしたので、バックアップをとると同じデータが別のディレクトリに2つ書き込まれる。
ざっとディレクトリ名からさがして、ひとつだけ残して削除。Jisaku5からは、バックアップされないように設定を変更した。
重複排除の効果が減りそうだが、わずかでもデータ量を減らすため、ディレクトリ単位でzip圧縮。
固めたファイルを扱いやすくするため、4GB程度でディレクトリ単位に固める。
4GBを目安にしたのは、32bitだから。(謎)
ReadyNASなど、いままで使った市販のNASは、ログインして操作するコンソールが公開されていない。(おっと。やってみたらsshでログインできた)
ないものは仕方ないので、いつもWindowsからZipで圧縮したりしていた。これは2台のPCとNASを一晩、あるいはもっと起動したままにしてやることになるので
電気代がバカにならない。エコでない。Core i7のPCは少なくても400W位電力を使う。
一日で9.6kWhだ。
また、ネットワーク越しなのでどうしてもローカルでやるよりは遅い。時間も電気も無駄に使う。
ああ、そうだ。ローカルでやればいいんだ。
zipはNAS4Freeに入っていないので、起動したら毎回インストールしている。
pkg install zip
sshでログインし、毎回zipをインストールして、自作のシェルで洗い出したディレクトリを固める。
zipファイルを書き出すワークディレクトリは速い方がいいので、重複排除でないボリュームを指定する。それでも一晩圧縮が終わらない場合があるが、PC1台だけの電気で済む。
終わったら元の重複排除ありのボリュームに書き戻す。これまた一晩コース。
これを未整理のディレクトリ全てに実施。数年前のバックアップはもういらない気もするが、今回はとっておくこととした。
つづく
2019/8/31追記
容量増加は下記記事で実施。
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