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高速NASの構築のため、OSSをインストールし、ZFSを設定した話。
NAS4Free/Xigma NASについてのまとめはこちら。
BIOSで、起動ドライブをUSBスティックに変えて、起動する。
事前に調べた通りのメニュー画面が表示された。
ネットワーク周りを設定する。あれ、内蔵NICが表示されない。
auto detectしかない。
普通はem0が表示されるはずなのだが。検出させても内蔵NICが見つからない。
これでは、13TBものスタンドアロンなストレージになってしまう。
またもやググる。
日本語で見つかるのは、どうもPCIeに刺すIntel製のNICは実績があるので、それを買い足せ、ということのようだ。
Z170という最新のチップの内蔵NICにまだ対応しきれていないのかなあ。
さらにFreeBSDでググると、対策方法がある。
しかしが読んでいるだけではまる数日を想像できた。気持ち悪くなりそうな面倒そうな手順。しかも英語。
この方法は最後の手だな。。。
さて、どうしよう。
意外にも新しいバージョンで解決しているかも。そう思って、NAS4Freeのサイトを久々訪れると、
なんと、あるじゃないか、新しいバージョンが。
10.3.0.3が出ている。前は4月リリースの10.2.0.2だった。
わずか数日前にリリースされている。
まるで自分の後送りの判断を正当化してくれるように!
これでダメならスキルが上がりそうなあの方法を、やろう。そう考えて、USBスティックに焼き焼きし、インストール開始。
おー。em0がある。
NICを認識してくれた、やった!別に用意したUSB3.0のメモリを起動ドライブとしてインストールする。
インストール用のスティックを抜く。
再起動して、WEBから管理コンソール(以下GUIと呼ぶ)にアクセス。。。できた。
やっとここまでたどり着いた。
さて、今回の目的のZFSを設定する。いろいろ情報があって、正解はよくわからないのだが、こうやった。
シェルを開き、コマンドでドライブを割り当て、タンクを作成。ここでGUIからインポート。
新しいバージョンなのでもしかしたら、全てGUIでできるのかも知れないが。
ZFSのタンクができたら、次はデータセットを作成する。ボリュームも作成できるが、クォータなどの機能に差がある。
画面の+ボタンを押し、新規にデータセットを作成する。
名前、容量、オーナ、グループはよくあるが、そこはZFS。重複排除機能と圧縮率の設定ができる。
重複排除とは、dedup(デデュプ)と英語で呼ばれる。
ある大きさ単位で一致する他のファイルの一部があれば、ストレージの容量を消費することなくあたかもファイル(の一部)が存在するかのように、ホスト側に見せることができる。
NAS4Freeでは、重複排除機能を使うには8GB程度のメモリが必要とのこと。
多いほど処理が速く終わるのは言うまでもない。
ああ、16GBメモリを買っておけばよかった。
ん、?
そういえば、起動しない時に16GB買い足していた。
あわせて24GBもあるじゃないか。
データセットの話しに戻る。データセットを作った直後はまだできていない。変更の適用ボタンを押して、初めて作られる。
ぐるぐるとマウスカーソルが変わりしばらくして出来上がる。
つづく
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