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残容量が300GBくらいになった自作ファイルサーバの話。
NAS4Free/Xigma NASについてのまとめはこちら。
EaseUS Todo Backupの依頼レビューでこのソフトを使い始めた。
レビューではローカルドライブ(DAS)にバックアップをとったが、我が家の運用としてはやはりNASに保管になる。NASは3TB SATA5本のRAID5相当で10.8TBで構成していた。
なんだかんだ使って残り300GB。
残り少ない容量でなんとか世代管理をしようと、下記方針にした。
前者は今まで使ってきたBunBackupというフリーのツールを使う。タイムスタンプを見て、新しいものだけコピーすることができる。
このツールに世代管理機能があり、しばらく前からメールなどは世代管理を設定していた。重複するかもしれないが容量を消費しつつコピーしていた。
ファイルサーバとしては、最新のファイルを取得できればいい。世代管理されていた冗長なファイルは削除した。これで若干空き容量が増えた。
後者はEaseUS ToDo Backupで実施している。
さらに、以前からやっていなかった自作PC間の重複するファイルもこの機会に見直した。例えばドライブレコーダのビデオファイルを当時最新の自作PCのJisaku5に保管していた。
自作PCのJisaku6を作った際にユーザデータは全てJisaku5から6へコピーした。バックアップ対象としては同じファイルなら1つあれば良い。
Jisaku5と6でバラバラにNASへバックアップしていたので、その際に同じファイルがNASに保管されることになった。こういうファイルをまとめ、冗長なものは削除。
2年も前の話だが、移行のときにやらないとなかなか着手できなかった。これでまた若干空き容量が増えた。
それでもまだ足りない。残り300GBくらいだ。
以前使っていたが性能問題でやめた、ZFSによる重複排除機能を備えたフォルダの情報をふと見た。ファイルはすべて削除したはずなのに、やけに容量を使っている。あれ?
もしや?
バックアップのためのスナップショットデータが削除されず、残っていた。エクスプローラからは見えない設定にしたので、気づかなかった。
1年以上前のものもあった。そういえばそういう設定をしたっけ。
不要なスナップショットを削除する。
ZFSの重複排除ありのボリュームなので、とても時間がかかる。
ボリュームごとパージしたほうが早かったりしてと思ったが、結局6時間くらいかけて20個くらいのスナップショットを削除。
その後もNAS4Freeは内部情報の更新なのか、しばらくアクセスが続いていた。
最終的に300GBだった残容量が4TBまで回復した。
たまにバックアップするのならいいのだが、普段使いでバックアップに時間がかかりすぎていた。このため重複排除設定のボリュームは使わないようにした。
重複排除をまともに使うには、大量のメモリとキャッシュ用のSSDが必要。SSDは安くなったのでキャッシュを積むという改善をしてもいい時期かもしれない。
今後はEaseUS Todo Backupで、年に一度か半年程度に一度のフルバックアップ。あとは毎週差分バックアップでやっていく。
重複排除機能はまだまだ極めたいという思いはある。
NASにドライブを増設したら重複排除機能ありで再構築して、過去の差分バックアップを少ない容量でまかないたい。
しかし、今の消費量から考えると、重複排除でなくても良いと思える。どうするかは考える。
それから、他のPCのシステムファイルも、もしもに備えてバックアップしておきたい。メイン以外のPCが壊れてもそんなに被害はないが、最近時間に余裕がない。
簡単に復旧できるなら、それに越したことはない。
スナップショットの削除で残り4TB程度に残容量が回復した。ドライブ増設の緊急性はなくなった。
ドライブはすでに5本用意しているが、現有のケースではAntecのP280が最多で9本。あと1本足りないので、新しいケースをまだ選定している。
余るケースを何に使うかだなあ。新たな自作PCにはまだ早いし、他に用途を思いつかない。
2019/8/31追記
容量増加は下記記事で実施。
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